過ち(あやまち)は昇華させて幸せに転じることができる
あなたの性格の一部は過去の過ちかも・・・でも、癒せる
どうしても引っかかる・・・考え込んでしまう癖・・・
生きていると、どうしても何かが引っかかる・・・
妙なところで引っかかったり、罪悪感を感じることがありますよね。
実はそれって・・・前世の経験が影響しているかもしれないのです。
たとえば・・・
僕は前世において、インドで「中間管理職」的な軍の司令官だったことがありました。
その時に誤って無実の罪の部下を「裏切り」の罪で殺してしまい、それが後になって判明して、今度は僕が投獄されてしまったのです。
その当時の僕の妻は今僕が好きな人であり、僕が投獄されてからも毎夜人目を忍んで僕に会いに来てくれました。
ここまで聞くと・・・悲恋だけど、ロマンチックな密会ですよね。
ただ・・・この話には裏がありました。
当時、投獄された僕との密会を彼女に持ちかけた人間は、元々の僕の部下でした。
僕が投獄されると彼はある条件を彼女に提示して、僕との密会を援助すると申し出てきたのです。
その条件とは・・・彼女がこの男と体の関係を持つことでした。
この男はそもそも、僕が投獄されたときの裏切りにも加担していました。
彼女は悩んだと思います・・・
でも・・・彼女はそれでも僕に会うことを選びました。
結局、彼女は毎夜僕に会えたものの・・・
彼女の心には大きな罪悪感が残りました・・・
そして、この罪悪感は・・・この次の生、そして次の次の生を超えても・・・消えることはなかったのです。
このように一つの生の中で抱えた経験と、それに関わる感情があまりにも大きい時・・・
それがずっと残り、まるでそれがその人の性格の一部のようになることがあります。
この時のこの経験が、今世においてもどこかで自分を止めてしまう・・・または自分を責め過ぎてしまう理由になっていたようなんです。
思ったことが叶う世界に生きている僕たちにとって、「罪悪感」は僕たちの存在と相反するものです。
だって、本来何でも実現できる僕たちが、自分がやってしまったことを「ダメなことだった」と裁くなんてあり得ないのです。
そして、その罪悪感があまりにも強い場合は・・・
それはその人の性格ではなく、前世における経験が原因であることも多いのです。
でも、そんな過ちですら・・・昇華させて幸せに変えることができます。
だって、たとえそんな経験があったとはいえ・・・僕たちはその前も、そしてそれ以降の生でも何度も形を変えて出会ってきた・・・
その不変の気持ちの方が大きい。
そもそも彼女のその行動は、投獄された僕に会うためのものでした。
当然抵抗感が大きかったでしょうし、葛藤も大きかっただろうし、苦しかったでしょう。
そして、それが今も続く罪悪感になっていた・・・
誰がそれを責めることなんてできるでしょう。
僕にできることは抱きしめてあげることしかありません。
幾星霜を経ても、その間輝き続けていた星のように、変わらないものがある。
どんな経験があっても、変わらない気持ちがある・・・
今世に生まれてきた時は一旦は忘れていても、途方もなく長い年月をかけて重ねてきた思いが、その気持ちを思い出させてくれる。
あなたとお相手さんとの間にそのような強い感情がある時は・・・そこにそのような思いの積み重ねがあるのかもしれません。
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