未来に叶うのではなく、今、愛していれば叶っている
- 2019.11.25
- 心の処方箋
よく占いで「将来的にはどうなりますか?」と聞かれます。確かにこれから二人の仲がどうなるのか・・・気になりますよね?でも、実は未来を知るって弊害があって、僕らも未来を伝える時は実は細心の注意を払います。そりゃあ、悪い将来は伝えにくいでしょうって・・・?いや、良い未来であっても同じなんです。
未来ってどれくらい確実なの?
タロットでは一応、今の状態から演算できる未来を出すことができます。
今の相談者様の潜在意識の状態から予測できる一番可能性が高い未来を出してくるのですが、それってどこまで確実なのでしょう?
一応、一番可能性が高い未来を叩き出してきているはずなのですが・・・それでもやっぱり100%はないんですよね。
現状はかなり高い精度で叩き出してくるタロットも、未来は確実ではありません。
だって、もしタロットで出してくる未来が100%当たるなら、タロットで未来を出した時点で、その未来に関わる全ての人に意思の自由がないことになります。
大アルカナで出された未来であればかなり確率は高くなりますが、それでも70%〜80%そこそこ・・・残りの20〜30%は流動的です。
小アルカナではさらに流動的な要因が増えてしまい、50対50(フィフティー・フィフティー)をちょっと上回るかな・・・という感じなのです。
なので、タロットで出される未来は絶対ではなく、やはり変わる可能性はあるのです。
むしろ未来は知らない方がいいかも・・・
未来を知っても100%当たるわけではないということを考えると、未来なんて知って何になるの?と言いたくなるかもしれませんが・・・
それどころが知らない方がいいのかも・・・と思う時があるのです。
例えば、「来週には彼からの連絡が来る」可能性が出た・・・しかもかなり力が強いカードで・・・
そうなると当然・・・その未来を待ちますよね。心待ちにします。
でも、待っているうちに「本当に連絡が来るの・・・?」という不安がどうしても出てくる・・・
どれだけ「可能性が高い」と言われても、やっぱり「果たしてそうなの・・・?」という思いが出てくる・・・
どれだけ「確実だ」と言われても、それはカードで現れた「未来」であり、それが果たして現実化するのかな・・・とついつい思ってしまう。
そして、その不安を拭い去ってなんとか待つ・・・
でも、どうして待っているのでしょう・・・?
それは自分が望んでいる未来がまだ来ていないから待つのです。
人間は信じたことを見ます。これは量子物理学でも証明されつつあります。
待っている・・・というその行為自体が「まだ来ぬ未来を待っている」ということを表明しており・・・
つまりそれは、「まだ自分が望む未来は来ていない」と自ずと表明していることになるのです。
待たずに愛して・・・
自分の幸せを信じる時・・・未来を当てにするほど不確実な行為はないのです。
未来を当てにするのではなく、あなたの「愛」を当てにしてください。
彼のことを考えた時・・・どのような思いを感じますか・・・?
温かい思いを感じますか・・・? ブワッと胸が熱くなりますか・・・?
愛は伝わります。私の鑑定の経験でも明らかです。
未来を当てにしないでください。愛してください。
愛は伝わります。あなたがなぜか嬉しい時・・・あの人からの愛が届いています。
あなたが彼を思っているならば・・・彼もあなたを思っています。
あなたが彼を考えるとき、愛を感じるならば、その瞬間に彼もあなたに愛を感じています。
愛は愛のままにしてください。
あなたがその愛に「客観的だ」とあなたが思っている余計な判断を持ち込んだ瞬間に、その愛は純粋なものではなくなります。
あなたが愛だけを感じていれば・・・その愛があなたに望んだ未来を持ってきます。
未来を信じるのではなく、愛を信じてください。
いや・・・信じるのではなく、ただ、愛してください。
未来よりもあなたが今、感じている愛です。
そして、あなたが感じている愛を否定しないでください。
あなたがあの人のことを感じた時、考えた時・・・嬉しい気持ちになる、温かい気持ちになるのであれば、それが愛です。
その愛を否定しないでください。この世の原点は愛です。そして、それはあなたの幸せの原点なのです。
あなたの心の奥から感じる愛を否定しないでください。
優先すべきはあなたの思いであり、他人の意見でもなければ、占い師が提示した向こうで儚く揺らいでいる未来でもないのです。
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