世界は一瞬で変わる
- 2019.10.22
- 心の処方箋
願い事をしてからそれが叶うまで時間という「タイムラグ」があると言われている三次元の世界・・・果たしてその通りなのでしょうか・・・?
ご供養で得た気づき・・・
先日、あるクライアントさんから依頼されたご先祖様のご供養をしているときに、気づいたことがありました。
そのご先祖様はこの世に生きている時に本当に辛い経験をしていて、ご自身の経験をご子孫に二度と繰り返したくないという思いから、そのご子孫である女性を助けていたのですが・・・
結局、そのご先祖様の考え方自体は変わっていないので、助けているつもりでも、ご自身の経験をご子孫にもいつの間にか繰り返させていたのです。
要するに、助けているつもりが、いつの間にか自分の経験の再生になっていたんですね。
こんなケースは実は非常に多いんです。
ご先祖様の思いが今世で生きているご子孫の生活に影響してくるのはよくあるケースですが、何もご先祖様はそのご子孫を「苦しめてやろう」なんて思っているわけではありません。
むしろ、自分と同じことを二度と繰り返させてやりたくないと思っている・・・
でも・・・助けているつもりが、自分の考え方のベースが変わっていないので、いつの間にかご先祖様自身のペースにご子孫を巻き込んでしまっている・・・
生きている人であれ、この世にいない人であれ、思考は似たような思考を引き寄せます。
「こうしたい」という思いはあっても、結局その人の考え方が変わっていないと、結局今までのパターンと似たようなことを周囲に再生産します。
結局このご先祖様は考え方が変わってはいなかったので、ご子孫を通してご自身の経験を再生産していたわけです。
そのご先祖にはまず、こうお願いしました。
「『私は幸せである』と言ってください」と・・・
すると、すごく抵抗しました。
「そんな・・・!自分はまだ幸せではないのです。なのに、『幸せだ』なんて言えるわけないじゃないですか!」
ここに問題がありました。
我々がこの世を去る時・・・それは「死」という大きなイベントを迎えるように思えますが、実はもっと単純なんです。
ある部屋の扉を開けて、別の部屋へと行くようなものです。
この三次元の世界は、目の前の物質的な要素の説得力が非常に強く、考えを変えてもなかなかそれが目の前の現実に反映されていないように思えます。
でも、この三次元の世界の部屋を出て、別の部屋に行くと、そこでは目の前の光景がもう少し柔軟性があり、流動性がある・・・そんな世界になります。
この柔軟性と流動性はその人の気づきによって変わります。その人が「本当は目の前の世界は絶対ではない」と気づけば、気づくほど、目の前の世界の絶対性は無くなっていきます。
そして、「死」とはそれに気づくきっかけの1つ・・・言わば「アセンション」の1つと言ってもいいかもしれません。
本当は死によって自分の人生が終わるわけでもなく、その果てに天国があるわけでもない・・・
実は死というものはなく、次には同じようにステージが用意されている・・・
「死」はまやかし・・・と気づいた時点で、目の前の世界の説得力はまた無くなります。
「死んだ」と思いながらも、実は自分の存在が終わってもいないことに気づく・・・
それどころか「死んだ」と気づいていない人もいる・・・
死んだと思っていても、同じようにこの世界に意識が残っている人もいる・・・
まず自分が創り出したとも言えるこの世界の素晴らしさを噛み締める・・・
そして、経験を繰り返していくことによって、この世界は自分の思い通りになり、一人一人が自分だけの世界を創っていく事が可能なのだと知る事・・・
そして、それが全体としての「自分」に貢献するのだという事・・・
一人の気づきはみんなの気づきとなり、みんなの気づきが自分の気づきにもなるという事・・・
それを知るためにいろんな次元で経験を積んでいく・・・この世界はパビリオンのようなものかもしれません。
この三次元の世界から出たご先祖様にとって、目の前の世界は基本的に我々がいる三次元の世界よりも柔軟性があり、考え方を変えるだけでそれがすぐに現れる世界のはずです。
でも・・・彼にはそれが実感できない・・・それは・・・
次元が違う世界にいながらも、この世界に残してきた思いに縛られていたからに他なりません。
そのご先祖様には、自分が「幸せである」と宣言するだけで目の前の世界が変わるなんて、考えも及ばなかったのです。
私が彼を説得して「私は幸せです」と疑心暗鬼ながらも宣言させた途端に・・・彼の気持ちは変わりました。
彼は変わった目の前の世界を見たのです。そして、幸せから目を背けていたのは自分だと気がついたのでした。
この三次元の世界でも、考え方を変えるとそれが瞬時に反映されている
でも、本当のところ、この三次元の世界でも同じなのです。
あなたが考え方を変えた途端、この世界は姿を変えています。
でも、この三次元の世界は物質的なディティールが素晴らしく緻密で、目の前の世界のリアリティーが素晴らしい世界です。
そして、それは目の前の世界を見ると、そのままそれを信じ込んでしまうことを意味しています。
目の前には確かに確固とした世界があるように思え、この世界は自分の状態に関係なく、不変であるように思える・・・
でも、本当は不変のものなんてありません・・・ぐにゃぐにゃです。
確かに目の前の世界は変わっていないように思える。それは目の前の世界の説得力が圧倒的なので、あなたは見たその世界をそのまま信じ込み、再生産してしまうから・・・
でも、本当は、あなたが考え方を変えた時点で、あなたが意識していない領域からこの世界は変わっているのです。
ここに願望成就の鍵があります。
もうすでに自分の願望は達成されており、叶っている、目の前の世界はその世界なのであると信じる事・・・
いや、信じるというよりも「知る事」です。気づくだけなのです。
「なんだ、もう変わっていたんだ」と気づく事なんです。
あなたが考え方を変えるだけで、この世界はダイレクトに形を変える・・・
変わっていないように思えるのは、あなたの意識が及ぶ、あなたの周りの世界だけです。
なぜなら、あなたは見たまま、そのままを信じてしまうからです。
あなたが何かを望むと、目の前の世界はしばらくは何も変わらないように思える・・・
そして、それから時には予想もしていなかったような事が起こるかもしれません。
でも、それはあなたが望んだことに対して、世界があなたが望むようにその姿を変えるステップに過ぎません。
そして、そんな時・・・あなたは激しく心を揺すぶられるかもしれません・・・
そんな時・・・このように呟いてください。「完璧だ」と・・・
意味がわからなくてもいいのです。意味がわからなくてトンチンカンな方が余計にいいくらいです。
世界が「完璧だ」と決めるのはあなたです。
そう、鍵を握っているのはあなたなのです。
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