この世界の果てに・・・
- 2020.12.12
- 心の処方箋
隣の世界は・・・
目に見えない境界線・・・
ヒーリングをしていて、この世界って本当に面白いってことがわかりました。
何が面白いって・・・
目の前に見えている世界って、本当にそのままじゃないんですよ。
一応、そういう風に見かけは見えているだけ笑
そのきっかけは・・・ヒーリングを通じて亡くなった方の感情に触れることができるようになった時ですね。
実は・・・
人間って、ある程度の寿命になると、この世を去りますよね。
「死ぬ」・・・とか、「亡くなる」とか・・・。
でも・・・
本当はその人たちの存在って、消えて無くなるわけでも何でもないんです。
います。本当にそこにいます。遠くへ行ったとかそんなのでもない。
この三次元の世界は、物理的な密度が本当に「濃い」世界です。
ある意味、わかりやすい、単純な世界にいるわけです。
「見る」「聞く」「触る」で容易に感じることができる世界にいる・・・
この3つの感覚を使えば何にも考えなくても普通に生きていける安定した世界なんです。
でも、安定している・・・って、逆に言えば身動きが取りづらいんですよね。動きが鈍くなる・・・
海の上のタンカーを考えればわかりますよね。安定しているからそうそう沈まないけど、動きは鈍い・・・すぐに進む方向が変わるわけじゃない・・・
では、なぜあえて僕たちはそんな世界を選んだのか・・・まだ自分の思考をうまく使えないからです。
自分の思考がすぐに現実化する素早い世界では、ちょっと自滅的なことを考えるとすぐに自分に返って来る・・・
僕たちは思考の使い手です。自分の思考を使って、自分の世界を創って、その中で遊ぶためにいる・・・
元々は一つの存在だった僕たちがなぜこのような状態でこの世界にいるのかというと、「遊びたい」からです笑
それだけ。
でも、人間って「怖いもの見たさ」ってあるでしょう?笑
わざわざ怖い思いをしてまでホラー映画を見る必要なんてないし、ジェットコースターに乗る必要もない。
なのに、わざわざ見てしまう。乗ってしまう。
ハラハラドキドキしたいからなんです。
この先どうなるんだろう・・・先が読めない不安に面白さがあるから・・・
一瞬ドキッとする・・・でも、それが後から考えると面白かったりする・・・
僕たちはそれを見せてくれる目の前の世界にハマってるだけ・・・
最近の漫画ってすごく凝ってて、グロかったり、ストーリーが残酷だったりする・・・
でも、それを楽しみたいのと同じなんです。
でも、厄介なのは、人間って自分が見たり聞いたり感じたりしたものの中で、印象的なものを再生産してしまう傾向があるってことなんです。
自分があるものを深く考えると、それと同じものや似たようなもの、共通要素があるものを呼び寄せてしまう。
これはもう仕方がないんですよ。だって、人間の思考がこの世界を創っているんだから。
だから、いろんなものを見て、聞いて、触って、感じたりしたら、そのことについて人間は考えることになりますから、次にまた似たようなものを持って来る・・・
これはシステム上、仕方がありません。
だから「カルマ」って単純に言えば、その悪循環にハマってしまっただけなんです。
いわば中毒と同じなんですよ。
いろんな過酷な場面を見る・・・残虐な場面を見る・・・騙して騙されて・・・憎んで憎まれて・・・
キツい経験に遭えば遭うほど、どうしても意識はそれに釘付けになるので、どんどんそんなものを持って来る・・・
語弊があるのを承知で言えば・・・「死」ってそんなに怖いものじゃありません。
生きている間にいろんな経験をして、いろんな考えを身につけて・・・人によってはそれでがんがらじめになって身動きが取りづらくなる・・・
それをいわば「死」によって強制リセット・・・というわけなんです。
じゃあ、「しんどくなれば、いつでも死を選べばいいの・・・?」と言えば、そうでもなくて・・・
死んだからと言って、自分の内面が周りに現れる・・・その「現れ方」が変わるだけで、自分の内面そのものが変わるわけじゃないんです。
人間は死ねば、本当に周りの見え方が変わる・・・そこで気付かされる部分が本当に多い(みたいなんです笑 今世では死んだことがないので、断言はしません笑 亡くなった方のヒーリングを通して感じたことです)
本当にいろんなことが見える・・・周りの景色に阻まれて見えなかったもの・・・生きていた時のいろんな時にまで遡って(さかのぼって)、本当はどうだったのか・・・なんて見えてくる。
それによって認識が変わった人は、それでリセットできるかもしれません・・・
そして、その生で自分ができなかったことをまた達成するために・・・またはその生で自分がしてしまったことを償うために・・・
次のステージへと向かうのでしょう。
ただ・・・それで気付かない人もいる・・・
死ぬ直前まで持っていた自分の「強烈な思い」に縛られてしまって動けない・・・
死ぬということは自分の存在がなくなるということではなく、ただ単に自分がいる「次元」が変わるだけなんですね。
自分の思ったことが瞬時に現実化しにくい(と思い込んでいる)この世界を去って次の世界に行くと・・・
そこでは基本的にこの世界よりも自分の思考が実現しやすい、ある意味海の上のモーターを積んだ小さいボートのような軽い世界なんですね。
そう言った世界は、本来「死」によって強制リセットされ、「気づき」によってある程度の思いこみを捨てることができた人には快適なはずなのですが・・・
自ら「死」を選んだ人には、どうしても捨てたくない「こだわり」があるんですね。
「死」によって見えた世界が変わり、強制的にもたらされた「気づき」を通り抜けても捨てられないこだわりが・・・執念が・・・執着が・・・
となると・・・そんな執着を持ち続けたまま、思考が現実しやすい世界に行けばどうでしょう・・・?
当然、自分のこだわりがより色濃く出た世界の中に自分の身を置くことになります。
「自分から命を断つ」って、「あきらめた」からやるんじゃないんです。
「あきらめられない」から断つんです。
「あきらめた」ら、気持ちが切り替わって命なんて断たなくても、生きて先に進めますから。
「あきらめられない」気持ちから楽になりたいから・・・「あきらめられない」からなんです。
でも、そんな「死」という強制リセットを通り越しても捨てられなかった思いは・・・
自分の思考がより現実化しやすい世界で自分の身の回りに今世よりもより色濃く反映されることになる・・・
だから、その思いこみにより縛られて動けなくなるんです。
本来、我々の思考は全世界、いや全宇宙に飛びます。本当に自由なんです。
でも・・・そんな状態なのに、自らの思いに縛られて動けない・・・
いや、「動けない」と思っているんです。
人間はどこまでの「思考」の世界の中にいます。
なので、自分の人生を変えたいと思ったら・・・
「思考」を変えることなんです。
本当は近くにいる・・・
私たちの世界は素粒子という非常に小さな粒子が寄り集まってできています。
これはテレビのブラウン管のようなものなんですね。
その素粒子が目の前でより集まり、ものを作り出して、まるで目の前に空間があるかのように思わせてくれている・・・
本当は目の前に空間なんてありません。テレビの画面を通して広大な風景を見ているのと変わりがないわけです。
歩いて移動しているように思えるかもしれませんが、移動なんてしていません。
あなたの意識がある場所はずっと一つ・・・それは変わらない・・・
目の前のスクリーンが動き、あなたの「動いた」という体の感触が電気信号として伝わってくるだけ・・・
それが僕たちの世界の仕組みなんです。
広大な世界なんて思っているだけで、ちっとも広大なんかじゃないんです笑
いわば、それぞれの世界の設定があるフロッピーディスクがあるような感じで、その中で僕たちは「広大な世界」があると思っているけど、思っているだけなんです。
そして、フロッピーディスクの一枚一枚が一つの次元を表している感じです。
亡くなったら、隣り合わせのフロッピーディスクの一枚からもう一枚へと移動するだけ・・・
実際に亡くなった人もそこにいるわけです。
これを僕に気付かせてくれた人は僕の祖母です。
僕の祖母は今年(2020年)の4月に亡くなりましたが、今でも本当にそばにいる・・・
いろんなメッセージをくれる・・・そのメッセージのくれ方もやっぱり祖母なんですよね。
僕にはむちゃくちゃ優しかった祖母ですが、妙にサバサバしていてチャランポランというか・・・笑
亡くなったからと言って遠くに行ったわけじゃない・・・
ずっとそばにいる・・・
これは僕だからわかる・・・とかそんなことではないんです。
思いは飛びます(距離があるので飛んでいるように見えるのですが)
ある人を思うとある人にすぐにつながる・・・当たり前です。
あなたの世界はあなたが創っているのだから、あなたが思えばその人も反応する・・・
なぜなら、その人もあなたの世界の中ではあなたが作り出した登場人物なのです。
あなたがある人を思い、ほんの少し暖かい気持ちをこめる・・・
それだけで、その気持ちはその人のところに届いているんです。
それを考えると、人の見えないところで・・・陰でこそこそと騙し行為なんて絶対にできないんですよ。だって届いているんだから笑
あなたにとって不快な人がいれば、なんだかんだやる前にサッと身を引くんです。
触らぬ神に祟りなしなんです。
僕たちの世界が僕たちの思考で作られている以上・・・
僕たちの思考があっちこっちに飛び、あっちこっちで影響を与えあっていると認めざるを得ません。
そして、目の前の世界だけに左右されることに飽きてきた僕たちの中には、どんどん気づいてきている人が増えています。
何も牽制する必要もなければ、騙す必要もないし、脅す必要もない・・・
無理に奪い取る必要もない・・・
このような行為はみんな、自分の目の前の世界の見かけだけで判断している「前時代的な」考え方です。
だって、みんな繋がっているのです。
世界はどんどん繋がり、急速に変わってきています。
繋がりを意識するということは第一歩なのです・・・
そして・・・その繋がった世界の中であなたにできることは・・・
自分の思いに素直に動くこと・・・
あなたが素直になれば、世界も素直になります。
なぜなら、あなたは全世界と繋がっているからです。
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