縁を繋ぐということ・・・

結ぶべき縁と結ぶべきではない縁・・・

そこに糸があるなら理由がある・・・

僕がこの商売（あえてこのような表現をしています）をしていて、いつも心掛けていること・・・

それは・・・

絶対に「無理やり」を行わないということなんです。

これは絶対です。

別に無理に引っ付けようとしなくても、好きになったからには理由があるんです。

どうして好きになったのか、どうしてあの人に惹かれるのか・・・

僕がヒーリングでご相談者様に意識を繋いで見てみると・・・

そこに絶対に以前からのご縁があるのです。

これは絶対なんです。

人間は前世、今世、来世と「生（せい）」を重ねていきますが、その一つの生の中で出会う人、特に深い関わりを持つ人たちのメンツ（ラインナップ）はだいたい決まっています。

大抵が過去生において何らかの深い関係を持っていた人たちが、役柄を変えて、関係性を変えてまた次の生でも出てきているわけですね。

前世で恋人だった人が親になる・・・前世で子供だった人が恋人になる・・・

このように、それぞれ役柄を変え、関係性を変えながらそれまでの生で学べなかったことを学んでいくのです。

人は何を通して学ぶのか・・・人間関係を通して学ぶのです。

そして、その人に取って重要度が高い事柄ほど、その人と非常に親しい人との関係性において学ぶことになります。

もちろん、そういった関係性には恋人同士も含まれます。

あなたが誰かに会って、そこでその人に何かを感じたのであれば・・・

その人との関係性において、何かを学ぶべきだから出会っているのです。

つまり、出会っているからには理由がある・・・意味がある・・・

それを単純に信じるだけなんですよね。

なぜ無理やりになるのか・・・

本当であれば、自然のままでいれば結ばれる・・・

だって、結ばれないと学び合いができないのだから、意味がないのです。

それをああだ、こうだと悩む・・・

でも、その場合は大抵理由があります。

そもそもの大前提が「できない」なんです。

「付き合えない」「仲良くなれない」「私なんかと釣り合わない」「私のことを思ってくれているなんて信じられない」・・・

みんなスタートが「できない」なのです。

そして、このスタートの「できない」をひっくり返すところから始める・・・

そうなると、前提が「できない」だからむちゃくちゃ苦労するんです。

だって、そもそもの設定が「できない」だから・・・

自分が望んでいることと１８０度真逆なのに・・・

あえてその真逆の位置から起死回生を狙おうとする・・・

みんな「できない」の位置から逆転ホームランを狙おうとする・・・

そうなると「できない」と信じ込みながら、焦って頑張りあがくから必死です。

もう、自分以外のことなんてどうでも良くなる。

とにかくすがり付きたい、掴み取りたい、奪い取りたい。

これが「エゴ」なんですよね。

「エゴ」って、わざわざ「できない」って決めた上で、そこから必死で頑張ろうとする「茶番」に過ぎないんです。

「できない」って前世や今世での子供時代に植え付けられた「勘違い」の産物です。

この世界があなたの内面である以上、「できる」「できない」を決めるのはあなたなのだから、基本的に「できない」ことなんてないはずなのです。

でも、そうであるにもかかわらず、あえて「できない」と思い込んでいる・・・

こうなるとその「できない」という勘違いをはずさない限り、何をしてもうまくいきません。

心の奥底では「できない」と思い込んでいるのに、そこを必死で自分に「できる」と言って聞かせて信じ込もうとする・・・

でも・・・うまくいかない。

うまくいかないから、他の人のことを信じられなくなる・・・

他の人が自分を拒絶しているように感じる時さえある・・・

そして、最後は自分でさえも信じられない・・・

好きな人ができても、果たしてその人に対する気持ちが本当なのかがわからない・・・

ダメだ・・・またダメだ・・・またダメだ・・・

どうせダメになるから、次から次へとターゲットを切り替える・・・

僕が鑑定していて「ブレる」人の言うことを信じない理由はここにあります。

ブレるから今の気持ちが本当かなんてわからない・・・

ブレるけれど、追いかけている時は「できない」が前提となっているから必死です。

好きな人を追いかけているつもりだけど、「できない」が前提になっているし、これまでも「できた」を実感できたことが少ないから、必死になるより仕方がない・・・

したがって凄まじい執着になります。

よく「執着、執着・・・」と言われますが、好きな人を思い続けて悪いことなんてありません。

でも、「できない」が前提でそれをあえてひっくり返そうと必死になり、必死になるがあまり「手段を選ばない」状態になってしまうからダメなんです。

好きになった・・・そこには縁が必ずあります。

でも、ブレる人は好きになったその気持ちを素直に信じることができないから、「あっちの人はダメだから・・・じゃあ、こっちにしようか・・・」となる。

そういう方がご相談に来られた時・・・残念ながら、そこには縁があっても「結ばれるべき縁」ではない時もある・・・

結ばれるべき縁であれば、「勘違い」をはずしていけば、自然に繋がります。

僕のヒーリングの前提はこれなんです。

必要以上に必死になり、右往左往する人は、そもそも自分の「好き」という気持ちすら掴み切れていない・・・

残念ながら「好きと思い込まされた」とか「好きだと思い込もうとしている」ケースも多々あります。

人を好きになる時・・・そこには必ず理由があります。

ならば、その「好き」になった気持ちを信じるのです。

騙す、奪う、無理やり・・・は本来の自然の流れを阻害するものであり、そこにどんな正統性もありません。

本当の愛は穏やかで優しく・・・そして決して相手を縛り付けるものではありません。

他人を自分の思い通りに無理やり動かしたいと思った時・・・そこには残念ながら「愛」はないのです。

指針となるのはいつでもあなたの心・・・

あなたが自分の気持ちを信じて・・・明らかなチャンスが来たら動くだけ・・・

そこへと自然に持っていくのがヒーリングであり、本来あるべき姿に戻すだけなのです。