壁は実はそんなに怖くない・・・〜スピリチュアルブロックを怖がらない〜

壁は実はそんなに怖くない・・・〜スピリチュアルブロックを怖がらない〜

実は、自分が「壁を怖いもの」にしている・・・

 

自分の世界に居続ければ・・・

振動数が低い・・・ということは・・・

「ずっと自分の世界に居続ける」ということなんです。

もちろん、本来自分が目指しているところにたどり着くまでの「過程」として、ある環境にしばらくとどまる場合はあります。

でも、その過程ですらも「永遠」ではなく、いずれ変わっていくのです。

本来、私たちがこの世界に生まれたのは「いろんなことを経験する」ため。

「いろんなことを経験」しようと思えば、どうしても変化が必要になります。

世界が自分の内面の反映なので、「〜したい!」と思えば、いずれそれができるステージへと連れて行ってもらえます。

そのためには、今いる場所から次の場所へと移るという「変化」が必要なんです。

世界が自分の内面の反映なので、自分が望みさえすれば変化が訪れる・・・

その変化が来たときに動けるかどうか・・・いや、まずその「変化」が来ると信じることができるかどうか・・・

世界が自分の内面の反映なのだから、当然その変化は来ます。

でも、その変化を信じることができない・・・

自分が自分のストーリーの作者だと信じることができない・・・

本来この世界に生まれてきた目的と矛盾してしまっている・・・

自分の存在意義と矛盾しているので・・・振動数が低い状態なんですよね。

でも、一方で「変化は怖い」と思ってしまう側面を誰でも持っている・・・

この「怖さ」という壁を超えることが、私たちがこの世界に生きている醍醐味なのかもしれません。

しかも、実はその壁は、超えてしまうと全然怖くないのです。

僕が好きな映画の一つ・・・「最強のふたり」、フランスの映画ですね。

フランスの映画のいうと・・・どこか「ほわ〜」「ぬべ〜」とした湿気た雰囲気がある・・・という個人的な偏見があるのですがwww

この映画は違いました。

フランスのスラム街の団地出身の黒人であるドリスは、職を探し、面接を転々としていました。

この日はパリの大富豪、フィリップの屋敷に来たのですが、いきなり「不採用にしてくれ」と言い放ちます。

実は最初から働く気など毛頭なく、面接を受けたという証明があれば失業保険がもらえるので、さっさと「不採用」のサインをもらって帰りたいというのが本音だったのです。

ところが・・・そんなドリスをフィリップは気に入ってしまいます。

エリートで金持ちであったフィリップは趣味のパラグライダーをしているときに事故に遭い、頸髄を損傷して首から下は動かない状態になっていました。

彼は自分のための「住み込み介護人」を探して面接をしていたのですが、来る人来る人、真面目なのだけれど障害者である自分を哀れむようなことを言う人間ばかり・・・

でも、ストレートに自分の思っていることを口にするドリス・・・

そんな彼がフィリップの興味をひいてしまい、結果としてドリスは意図せずに「採用」されてしまうのです。

スラム街出身とは言え、根は悪くないドリス・・・

これまでの他の介護人とは違い、仕事は雑なものの、障害者になったフィリップを一人の人間として扱うドリスは、徐々にフィリップに信頼されるようになります。

以前はエリートの富豪であったのに、今はお金を持っているだけで動けない・・・

そんなフィリップの心を癒したのは、本音をユーモアたっぷりに話してくれるドリスでした。

ドリスはドリスで、これまでなんの目標もない人生を送っていたものの、フィリップを通していろんなものに触れる機会が与えられ、自分の中にあった思いも寄らない芸術的なセンスも開花・・・

いつの間にかお互いがお互いの心の支えとなっていました。

実はフィリップにはパートナーがいましたが、不治の病にかかり亡くなっていました。

そしてフィリップ自身も障害者に・・・

そんな彼には三年間、ずっと文通でやりとりをしている女性がいたのです。

障害者の自分なんて相手にしてくれるんだろうか・・・

その女性に好意がありながらもずっと会うことを躊躇っていたフィリップですが、陽気なドリスの計らいで、フィリップはパリのレストランでその女性と会うことになります。

でも・・・怖くなったフィリップは、直前でドリスに「迎えにきてくれ」と電話して、逃げ出してしまいました・・・

フィリップには「自分の障害」という越えるべき壁がありました・・・

そして、一方のドリスには自分がこれまで逃げていた「家族に対する思い」という壁があったのです。

この二人はお互いが繋がりあい、それぞれが助け合って壁を越えていくことになります。

自分が不随となるきっかけとなったパラグライダー・・・

フィリップは嫌がるドリスを無理やり誘い、再び大空へと舞い上がります・・・

ここでそれぞれが大きな壁を乗り越えました。

いざ、壁を乗り越えてみると・・・そこにあったのは「爽快感」でした。

怖い・・・怖い・・・と思っていたけど・・・怖くなかった・・・。

お互いがお互いを支え合い・・・結局それぞれの壁を乗り越えたふたり・・・

この映画のいいところは「ハッピーエンドで終わる」ということと、しかも実話なんですよね。

本来の人間関係はこうあって欲しいなと思います。

そこに学びはあるかもしれない・・・でも、必要以上のエゴも要らないし、深刻さも要らない。

本来混ざり合うはずがなかったふたりですが、出会った瞬間から何かが違う・・・

最強のふたり・・・すごく好きな映画です。

人生を生きるコツは笑って壁を越えること・・・