愛で溢れてください
- 2019.06.19
- 心の処方箋
愛ってなんでしょうね?実は「愛」があるだけで恋愛の問題の90%は解決するんです。でも、実は「愛だ」と思っているものが愛じゃなかったりするんです。
コントロールしようとした時点で愛ではなくなる
鑑定しているとみなさん、やはりお相手さんにこっちを向いてほしい、愛してほしい・・・と真剣に悩んでおられます。
それはもちろん当然のことであり、僕もなんとか成就してほしいと思うのですが、重要なのが愛がエゴに変わるその「境界線」なんです。
愛は全てを引き寄せるこの世界で一番強い力なので、ただ単に「好き」だけならば、純粋にお相手さんを引き寄せることができます。
でも、そこに・・・
「私はあの人のことが好きだけど、あの人は私を見てくれていないに違いない」
「あの人が私が思っているほど、私のことを思ってくれている訳ではないかもしれない」
「なんとかしないとあの人は去っていく・・・」
などと考え出し、そこに執着し、必死感が出てきて「なんとかしなければ」とお相手さんをコントロールする思いが強くなってきたら・・・それは愛とエゴの境界線を越えて、エゴの方へと足を踏み入れている時でしょう。
別にこれが倫理的に悪いとかでもなんでもないのです。
こういった思いはみんな「あの人は私を思ってくれていない」が前提なので、それがすでに現実になっている。
つまり「あの人が私を思ってくれていない〜〜〜!!!」と思いながら奮闘しているのです。
「あの人が私を思ってくれていない〜〜〜!!!」と思いながら頑張っているので、さらに「あの人が私を思ってくれていない〜〜〜!!!」世界が強くなります。そして、そこに感情を込めれば込めるほどもっと強くなるのです。
心配しなくてもあなたが理屈なしに感じた印象として「あの人はいいな・・・」と思ったなら、お相手さんもそう思っています。これは鉄則です。
愛はN極とS極の磁石のようなものなので、どちらか一方が惹かれたら、もう一方も惹かれるのです。
愛は一方的には存在しません。愛したら、愛される対象がある。
そして・・・この世界の人々はみんなあなたの内面の反映です。
あなたが愛している・・・ということはお相手さんも「あなた」なので、お相手さんもあなたを愛しているのです。
そこへ「でも・・・あの人は違う人を見ていた・・・」だとか「歳が離れすぎているし・・・」だとか「もうそろそろ落ち着きたいけれどなかなか・・・」だとか、逆方向のことや、わけのわからない理屈ばかりを考えるものだから・・・
そのような世界が実現しやすいだけの話です。
エゴが一番出やすい領域は・・・?
実は、そのエゴが一番出やすいのが子育てです。
恋愛であれ、会社間の人間関係であれ、結局は「他人だ」という意識がある。これは夫婦間でもそうですよね。
でも、子供だけは違う・・・血が繋がっているという思いがあるし、なぜかそこに「手塩をかけて育て上げてきた」という「所有者意識」までもが加わってしまう。
もちろん、親御さんにしてみれば、お子さんのことが心配で心配で仕方がないのですが、コントロールしようとした時点で、自分の思いを「別人格のもう一人の人間」を使って実現しようとするエゴになります。
「心配だから放っておけない・・・」
心配するから放っておけない状況になるんです。
子供に対しての一番の愛は・・・「子供の好きにさせてあげること」です。
そしてさらに最上の愛は・・・
子供にどんなことが起こっても・・・子供があり得ないことで悲しみに打ちひしがれていても・・・
「私だけは無条件であなたの味方です」と言ってあげる・・・それだけです。
子供が何をしていても無条件で好き。愛している。一番大切な存在。
子供がいろんなことに興味を持つことを認めること・・・
たとえ自分が思っていることとは別のことに子供が興味を抱いても、その先にその子が幸せになる道があるのだと思ってあげること・・・
そりゃあ、時には怒りたくなる時もあるし、「もう〜いい加減にしてくれよ」と言いたいこともある。時には叱らないといけないこともある。
でも、それでもいつもは「あなたがこの世界で最高の存在である」というスタンスでいること。
実は私の鑑定では、女性で恋愛がうまくいかないケースの90%以上が、子供の時のご両親との関係性において問題を抱えています。
これは男性でも同じことなのですが、女性の方がやはり人間関係におけるコミュニケーションの重要度が高いからか、小さい時に親子関係に恵まれていない人ほど、大きくなると恋愛で苦労します。
お父さんが必要以上に高圧的・・・お母さんが必要以上に干渉する・・・
子供の人格は親御さんとは全く別です。ほとんど正反対の特徴を持っていることも多いくらいです。
正直に言えば、子が親に学ぶのではなく、親が子に学ぶと言ってもちょうどいいくらい・・・
新しくこの世に生まれてくる人の方が、すでにこの世に生まれてきている人よりも考え方の次元が違うのです。
愛とコントロールは両立しない
愛はコントロールとは真逆です。
愛はその人を認めること。その人の自由を認めること。そして、自由に自分自身を表現しているその人を好きになること。そして好きになると・・・自然に引き合います。
だから、「好きならば、その人の幸せを願いなさい」ということなんです。
別に「その人をあきらめてでも、結ばれなくても幸せを願いなさい」なんて言っているわけではありません。
単純にその方が良いから「幸せを願いなさい」ということなんです。それはあなたにも最高の贈り物として戻ってきます。
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