僕のヒーリングの考え方 〜元に戻すだけ〜
- 2019.06.16
- ヒーリングについて
ヒーリングで僕は人の意識の中に入りますが、「人の意識を操作することは倫理的にどうなのか?」と問われることがあります。いや、操作なんてしません。どんな人でも人を操作することなんて不可能です。僕はその人を元に戻すだけなんです。
癒すとは言うけれど・・・
僕がヒーリングを行うとき・・・シータ波に入り、すぐに相手の意識に繋がります。
そして、そこから癒される側の人の意識へと入ります。
そして、その人が本当にやりたいと思っていることを食い止めるようなブロックとなる観念に意識を集中させ、その観念にまつわる感情を僕が感じてあげて受け止めてあげるのです。
なぜそんなことができるの・・・?と聞かれると、僕は「できる」としか言いようがないんです。
伝わってくる感情・・・他の人がこの話を聞けば、「それは自分が空想で感じている感情であり、あなたの妄想じゃないの?」と言うかもしれません。
でも、結果として感じた感情と時々見えてくるイメージを、ヒーリングをかけた人に確認すると、「間違いないです!」という反応を見せてくれる・・・
そしてその後、「あの後、あまりそのことについて考えなくなりました」だとか、「お父さんの表情があれからなぜか穏やかなんです」という声を聞く・・・
ということは、やはり僕が感じた感情はその人の感情であり、僕が見たイメージはその人が見ていたイメージなんです。
でも、考えてみればこれは当たり前なんです。
人間は無意識において繋がっています。
無意識の領域は通常、「我々が意識できない領域」と言われてはいますが、それでも我々の意識であることには変わりありません。
「意識できない」のではなく、我々が「意識できない」と思い込んでいるだけなのです。
私たちは、自分の体の感覚の届く範囲、目に見える範囲、耳に聞こえる範囲だけを「自分」だという人間だと思い込んでいる。
でも、こんな「自分」という境界線は、ふとそのようなことを考えなくなった時・・・一瞬消え去ります。
それが「第六感」と呼ばれる理由のない「勘」だったりする・・・でも、その「勘」が当たる・・・
いや、勘じゃなくて、無意識のうちにそのような境界線を外しただけなんです。
F1レーサーのアイルトン・セナはかつて鈴鹿サーキットでドライビングに集中し、忘我の域にまで達した時・・・自分がコックピットに座ってドライビングをしながら、まるで空から自分のマシンが走っているのを眺めているような感覚に陥ったと言います。
そして、このような経験をしたレーサーは他にもいるのです。
これは「自分」という境界線を無意識のうちに外した結果として、その境界線を越えた典型的な例ですね。
ということは・・・ヒーリングも一緒なんです。
「自分」という人間の境界線を越える・・・とまでは考えなくても、「自分が感じている意識は他人が感じている意識と同じである」ということを頭に置いているだけで、その意識は広がる・・・
何も特別なことじゃない、信じるだけなんですね。
「自分という人間の境界線を越える」なんて考えると、何かすごく大変なことのように感じます。
ただ、単に「人の意識はお互いに繋がっている」・・・それを意識するだけなんです。
あなたの意識は本来宇宙の全てと繋がっている
じゃあ、あなたの意識の範囲がもし、あなたの体だけにとどまらないとしたら、どこまであなたの意識は広がっているのでしょう?
それは・・・この全宇宙に及んでいます。
なぜなら・・・
あなたがこの宇宙の中にいる一人の人間なのではなく、あなたがこの宇宙を作ったからです。
あなたの意識は本当はこの宇宙全体です。そして、その宇宙全体に及ぶ意識の中のひとつの視点があなたである・・・それだけです。
宇宙が初めからあったのではなく、初めは原初の意識であるあなたがいたのです。
その意識がこの宇宙を作り、そしてその中のひとつの星の人間の一人であることを選んだ・・・それだけです。
あなたも、あなたの友達も、両親も、兄弟も・・・本来はみんな「あなた」という意識です。
そして、あなたは私であり、私はあなたです。
ここに立ち返ると、「集合無意識」の観念に触れることができます。
ヒーリングに携わる人は多かれ少なかれ、この「集合無意識」という観念を意識することになります。
というのも、「癒す」というのは何か特別な力でもっといい状態にすることではなく、ただ、単に元の姿に戻すだけだからです。
元の姿とは・・・つまり原初の意識であるあなたです。
あなたがこの世界を作りました。山も、川も、海も、星も、建物も、乗り物も、友達も、あなたが好きな人も・・・
全て原初の意識であるあなたが作りました。
ということは・・・あなたはこの世の全ての創造主なのだから、この世の全てはあなたが設定しています。
あなたの世界にいる私、Sea-youはやはりあなたが設定しています。あなたの世界にいる人はみんな、あなたが「このような人だ」と設定しているのです。
私Sea-youだけでなく、あなたのご両親、兄弟、姉妹、友達、知り合い、そしてあなたが憎たらしくてたまらない人たちもみんな、あなたが設定しています。
これに例外はありません。
でも、素粒子でできたこの世界のリアリティーは本当に圧倒的・・・
どう考えても、自分の周りの世界の物も人もみんな自分とは独立して存在しているとしか思えない・・・
物にぶち当たると痛みを感じるし、嫌な奴がいれば一言言ってやりたくもなる・・・
この世界にいる限り、自分ができることには限界がある・・・分かり合えないこともある・・・
ついつい目の前の世界の圧倒的なリアリティーに振り回されてしまい、「自分の意識が世界の全てと繋がっている」とか言われても「何?それ?」となってしまう・・・
そして、そんな世界に振り回されているうちに、原初の純粋な意識に色々な観念が引っ付いてしまう・・・
欲しいものは努力しないと手に入らない・・・
人と人とは分かり合えない・・・
一生懸命働かないと幸せになれない・・・
私はなかなか素敵な恋ができない・・・
私は生まれた時からツイてない・・・
こういったものはみんな、この三次元の世界に振り回されて身につけてしまった「勘違い」です。
この世界を作ったのは原初のあなた・・・あなたにできないことなんてあるはずがない・・・
でも、目の前の光景に圧倒され、信じ込んでしまい、余計な観念がいっぱいついてしまった・・・
そして、思考は現実を作ります。なぜなら我々の世界のものは全て、思考に連動している素粒子から作られています。
あなたの思考が世界を作っているのです。
でも、そんな観念があなたに引っ付いていたら・・・あなたは勘違いの世界を作り上げることになってしまいます。
だからその観念を外すんです。なぜなら、そんな観念は「嘘」だから。
嘘の観念が嘘の世界を作り上げる・・・それだけです。
だから、その観念を外したら、あなたは元の姿に戻るんです。
元の姿に戻ったあなたには・・・余計な苦労や不安は必要ありません。
努力がいらないと言っているわけではありません。でも、あなたは自分が好きなことにのめり込めば、それが自然にあなたの世界を作り上げることがわかっているので、そこに迷いも不安もありません。
忘我の時間はあなたの意識をさらに広げます・・・
そして、コントロールしようなんて思わなくても・・・あなたは知らない間に周りの世界をコントロールしていることになるのです。
その世界は・・・エネルギーに溢れていながら、ゆっくりと穏やかに流れます。
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