ヒーラーの資質〜感じたことを大切に〜
- 2019.07.25
- ヒーリングについて
最近、「ヒーラーになりたいと思っているんです。どうしたらいいのでしょう?」と聞かれました。僕自身、実は「ヒーラーになりたい」と思ったことはないのですが・・・「こういう能力があればヒーラー向きだな」という要素にいくつか心当たりがあります。それを今回はご紹介します。
勉強も大切だけど・・・
ヒーリングはどんな形であれ人の意識に働きかけるので、ある程度の知識は必要です。
私が自分のヒーリングについて人に話すとき、よく「へ〜、すごいですね! 人の意識に入れるのであれば、自由に人の気持ちを操ることができますね!」と言われます。
いや、どんな人間であれ、他人がその人を操ることなんてできません。
ヒーリングには色々な形がありますが、僕のヒーリングは基本的に「元々は持っていなかったものを取る」です。
基本的に私たちの思考は自分の経験、環境に反映されます。
なので、考えたことは実現するのです。
でも、この三次元の世界のリアリティーに振り回されると、まさか自分の思考が実現するとは思えない。
そして、色々な自分に対して制限となるような観念を身につけてしまうのです。
「お金がないから好きなことができない」
「自分にはお金を稼ぐ能力がない」
「自分は男運に恵まれない」
「自分がやりたいことをやろうとするといつも邪魔される」
思考が実現するとわかっていれば、上のようなことを考えていればそれが実現する・・・というのは火を見るより明らかです。
そんな観念を取る・・・それが僕のヒーリングなのです。
「癒す」という言葉の意味は「病気や傷を治すこと」・・・
本来の自分のものではない観念が身についたとき・・・本来自分が実現したいことを実現できない・・・本来の自分自身を阻害していることになります。
それを治すのが僕のヒーリングなのです。
普通に日常生活を送っていると、人の意識に働きかける・・・なんて考えられないかもしれません。
他人に働きかけるならば、その人に話しかけないといけないだろう・・・その人と話し合わないといけないだろう・・・その人に納得させないといけないだろう・・・そう考えるのは当然です。
でも、根本に戻ると、逆なのです。
私たちの意識は自分の世界のあらゆるものを設定しています。
私たちの世界の中のあらゆるものは「素粒子」という粒子からできており、その素粒子は人間の意識と連動しています。
ということは・・・あなたの世界にあるものは、人も物もみんなあなたの意識の影響を受けているのです。
あなたの世界にいる人々・・・みんな実はあなたが設定しているのです。
その人には生まれた境遇があるように見える・・・その人は自分で考え、自分で行動を決めているように思える・・・その人にはその人独自の生活があり、世界があり、その中で色々なものの影響を受けて動いているように思える・・・
でも、あなたの世界の支配者はあなたです。一元論に戻ると彼らの行動の原因、理由はあなたであり、あなたが彼らを決めているのです。
ということは・・・あなたの世界にいる人が感じていることは・・・みんなあなたが感じていることです。
もちろん、日常生活で意識できる表面上の意識、「顕在意識」では意識できないかもしれません。
でも、その下の潜在意識では全ての人間と繋がっており、あなたは世界にいる人の全ての感情を感じることができます。
この共感力が大切なんです。
ヒーリングをやっていこうと思っている人は、この「集合無意識」という考えが不可欠です。
自分の世界にいる人の気持ちは全て、自分が感じることができる・・・まずこの前提をしっかりと把握しておく必要があるのです。
あなたはこの世界にいる人の全ての感情を感じることができます。いや、実際に感じているのです。
そして、自分が感じたことは「本当にその人が感じている感情である」と知っておく必要があるのです。
人の意識に働きかけるので勉強も大切なのですが、それよりも「感じる能力」、そして「共感力」が大切です。
そして、何よりも大切なのが、「自分が感じていることは正しい」という確信です。
実際に「正しい」のです。でも、そこに「ひょっとして思い込みじゃないの・・・?」とか、「よく考えたら、本当にそんなことができるのだろうか・・・?」と考えだすと、むしろ正しい実相を無視している・・・本当の正しい実像を歪ませていることになるのです。
「感じる」を大切にすること・・・
この感じる能力をヒーリングに活かすには・・・
まず、自分が感じていることを大切にすることです。
「考える」よりも「感じる」・・・
色々なヒーリングがあり、色々なヒーリングを施す人がいますが、方法はたくさんあり、「この1つが正しい!」というものはありません。
ただ、癒す・・・というプロセスは共通です。そして、「感じて、癒す」のであれば、その「感じる」という行為は共通なのです。
「こうして・・・こうして・・・こうして・・・」という方法論よりも、「感じる」を大切にする・・・
自分が感じていることにも敏感になると、人が感じていることにも敏感になれます。
あなたが感じていることは、他の人も感じていることです。
あなたが感じていることを大切にしてください。
あなたを気持ちを大切に・・・それがあなたも・・・そして、他の人も大切にすることになるのです。
実践を通して「感じる」を大切にする・・・それが一番です。
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