奪うということ
- 2019.07.30
- 心の処方箋
愛には色々な形があります。どんな形の愛があってもいいのです。でも・・・たったひとつ、これがあるとうまくいかないもの・・・それが「奪う」ということです。
本来は流れに任せるだけでうまくいく
この世界は私たちの思考の反映です。
私たちが思うことはこの世界に反映されます。
ということは・・・本来であれば、あなたが思うだけで実現することになります。
基本的には願えば実現します。
ただ思い、そしてその時の嬉しい感情を感じるだけ・・・だから、喜び上手は幸福なのです。
でも・・・そうは思えない時もある・・・
自分が生まれた時から色々な経験をして身につけた観念・・・
「私が動くといつも良くないことが起こる」
「私が人を好きになるといつも裏切られる」
「放っておけば周りの状況って大変なことになるから、どんなことをしてでもコントロールして自分の思い通りにしないといけない」
このような観念を身につけた瞬間・・・それをあなたは覚えてはいないと思います。
特に根強く、あなたの日常生活に大きな影響を与えている観念は、あなたが子供の時に身につけたものが多いのです。
たまたま自分が経験したこと・・・または目の目に出くわした状況を見て、あなたが信じ込んでしまっただけです。
でも、子供の時に身につけた観念は、それ以降もその観念の内容と合うような経験を呼び寄せて、繰り返し、自分の中で強化されます。
そうなると、自分にとっては当たり前の考え方・・・いや、もう自分の一部になってしまっている場合も多く、自分でも意識できない観念であることが多いのです。
このような観念があると、やはり「思った通りにうまくいく」・・・とはいかないでしょう。
そして、自分でも意識できないから、取ることもできない・・・結果としてなぜかわからないけれど同じことを繰り返す・・・ということになるのです。
私のヒーリングはこのような観念を取り去ることが仕事です。
あなたが苦しんでいる・・・その原因となる観念を取り去るだけで、本来の「全てがスムーズに流れる」状態へと戻ります。
なぜなら・・・あなたの思考は全世界と繋がっている・・・望めば全世界があなたの願いを叶えるために動いてくれるのです。
本当に「自分を信じる」とは・・・
あなたがすることは望むだけ・・・そして目の前にチャンスが来たら動くだけ・・・
これが本当に「自分を信じている」ということです。
注意をして欲しいのですが、これは「自分を信じる」ということであり、「自分の能力を信じる」ということではありません。
自分の能力を信じている・・・これほど不確かなものはありません。
自分の能力を信じている・・・とやってしまうと、これは往々にして「他者と比較して自分の力を信じている」なってしまうのです。
他の人にはできないけれど、自分にはできる・・・
その他者次第であなたの力は変わってしまいます。
あなたが自分と比べている他の人があなたよりも優れているように見えれば、あなたは無力感に苛まれますし、その人があなたよりも劣っているように見えても、そこで得られる喜びは一時的なもの・・・
そのうちあなたよりも優れている人が現れて、あなたはまた劣等感に苛まれることになります。
「あなた」という「一人の人間」ができることを信じるのではありません。
あなたを信じる、あなたの人生を信じる・・・
なぜならあなたが経験することはあなたが思ったことの反映だから・・・
だから、クリアーな考え方をすることが大切なのです。
あなたの考え方が人生を作り出すからです。
幸せを妨害する唯一のもの・・・
幸せを妨害する唯一のもの・・・
「自分を信じていない」それだけです。
ただ、自分の人生に絶対的な自信を持つ。それだけです。
恋愛であろうが、仕事であろうが何も変わりはありません。
自分の今の状況はうまくいっている・・・絶対的な自信を持つ。
表面上の意識は周りに揺すぶられ、荒波のように揺れているかもしれない・・・
でも、心の奥底では「絶対に自分の人生はうまくいっている」という信念を崩さない。
この自信と正反対の行動が「人をコントロールすること」です。
別に不倫でも、年の差恋愛でも、同性愛でもなんでもいい。
自分は相手を一番愛していて、相手は自分にとって世界で一番大切な存在で、ただひたすらその人の幸せを願う・・・
それだけでいいのです。
でも、そうはできない・・・
人を騙してでも、裏切ってでも、嘘をついてでも、悪口を吹聴してでも、あの人の愛を手に入れたいと思う・・・
どうしてそこまでするのか・・・それは本音では「そこまでしないと手に入らない」と思っているからです。
自分で自分の設定を「無力化」しているからです。
自分の本来の人生の流れを信じることができない・・・
だから「奪い取る・・・」
「奪う」という観念は、本来の「願えば実現する、流れに乗ればうまくいく」という考え方とは真っ向から対立しています。
流れを信じることができない、自分を信じることができない・・・だから、無理やり「奪い取る」
でも、一旦「奪い取る」という行為をしてしまうと、不倫であれ、年の差恋愛であれ、何であれうまくいきません。
これは今までの私の鑑定の経験から明らかです。
本来、意識は1つです。
私の意識はあなたの意識であり、あなたの意識は私の意識・・・
自分がしたことはいずれ自分に対して再現されます。
思考は実現する・・・自分が「このようなことをしても良い」と思ったことは、将来的に自分の身に起こることも許されます。
奪った分は奪い取られることになる・・・騙した分は騙されることになる・・・嘘をついた分は嘘をつかれることになる・・・悪口を吹聴した分は悪口で取り囲まれることになる・・・
あなたは相手にはわからないからいいと思う・・・
他の人にはわからないからいいと思う・・・
でも、それがいずれ自分で自分を裁くことになります。
それは、そのようなことが自分にも起こることを許容しているからです。なぜなら他の人の意識もあなたの意識だからです。
人を無理やり従わせ、コントロールしようとする行為は、将来的には間違いなく自分に対する足枷として返ってきます。
「奪う」の根本は「奪わないと手に入らない」です。
その前提は「手に入らない」なので、自分にとって欲しいものがずっと手に入らない世界が続いていきます。
でも、「奪わなくてもいいんだ・・・」と気がついた瞬間・・・あなたが本当に求めているものが手に入ることになるのです。
「本当にそれは欲しかったものなのだろうか・・・?」と気づくかもしれない。
愛ではなくて、嫉妬の鬼になっていたのかもしれない・・・
その時・・・あなたの目の前には新しい世界が広がっています。
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