本当の「お金のための引き寄せの法則」第２回　〜一番大きいスピリチュアルな影響を切る〜

無意識のあなたに根差した一番大きな影響を切らないと、状況は好転しない・・・

縁切りはやはり一番有効な手段・・・

お金は大切なものですが、あなたの幸せを実現する手段に過ぎません。

たとえば、お金が有り余るほど目の前にあっても、そのお金を「自由に」使えなければ何の役にも立たないのです。

そう、あなたが欲しいのは「自由」なんです。

お金があれば、あなたは嫌な仕事をしなくて済む・・・

お金があれば、あなたは思い立った時に好きなことができる・・・

お金があれば、あなたは当面の生活状況について心配せずに済む・・・

どんな形であれ、あなたはいろんな方向から「自由」を制限されている・・・

その制限された「枠」を外してくれるものの一つが「お金」なんですよね。

そして、これは「卵が先か、鶏が先か」のような話になりますが・・・

「お金がない」から「あなたは自由ではない」のではなく・・・

本当は「あなたが自由ではない」から「お金が入ってこない」状態になったのです。

そのスタートは・・・

５．過去の親との関係におけるトラウマをはずす

そう、大抵の場合、親御さんとの関係性がスタートなんです。

もちろん、「子供の頃からある程度金銭的な余裕はあるけれど、親御さんから許されている自由が少ない」などの一部の例外はありますが、大抵の経済的な問題の発端は「子供の頃の親御さんとの関係性」にあります。

子供の頃は、表面上の意識である「顕在意識」と、無意識の領域である「潜在意識」の間の境界線が曖昧だと言われています。

表面上の意識が受け取ってしまったものを、そのまま素通りで受け取ってしまい、無意識で信じ込んでしまう・・・

この時期に教え込まれたこと、刷り込まれたことは、そのままその後に生きていく「基盤」となり、その人の生き方になります。

ということは・・・

今、もしあなたが経済的な問題に苦しんでいるのであれば、その原因は「子供の頃の親御さんとの関係性」にある可能性が高いのです。

これは本当に難しい問題なのですが、実はヒーリングのようなスピリチュアルな対処法でなくても、ご本人である程度までは対処できます。

今回はその対処法についてお話ししていきます。

親を許すこと

これは「そうだよね・・・親である母さんも父さんも苦しかったんだよね・・・私もわかるよ・・・だから、私もお父さんやお母さんを愛するからね・・・」というものではありません笑

もちろん、それができればベストなのですが、そうすることに抵抗を感じたり、処理できない感情があるのに、無理にやろうとすると逆効果です。

自分の中に父親や母親に対して処理できない感情があるのに、これをやろうとすると「私の気持ちは蔑ろにして、どうしてあの人たちを許さないといけないの？」と感じてしまうんです。

つまり、自分よりも他人を上に置いているように感じてしまい、葛藤を感じるんです。

いや、そんなこと、しなくてもいいんです。

まず、自分の中にあるお父さん、お母さんに対する感情をありのままに感じてください。

ちょっと時間を取って集中的に・・・

「くっそ〜〜！！！　なんで私があなたたちのために、あんな目に遭わないといけなかったのよ〜〜〜〜〜！！」と思う存分感じてください。

要するに、まだ心の中で感情が燻って（くすぶって）いるから、許せないわけです。

つい最近までは、「親になればその気持ちがわかる」だとか、世間的に見れば圧倒的に「毒親レベル」であった親御さんでも擁護されるような時代でした・・・

「子育ては大変なんだから、おまんまを食わせてもらっただけでも、この世界に生まれてきただけでもありがたいと思いなさい」みたいな。

そうすると・・・どうしても「親を責めることは悪いことだ」みたいな考え方が邪魔をして、心の奥は叫びたくて叫びたくてたまらないのに、そんな自分の気持ちを押し殺しちゃう・・・

でも・・・それは、苦しくて苦しくてたまらない自分の気持ちなんかよりも、他人の意見を、そして自分を苦しめた親御さんを尊重しているんですよね・・・

子供の頃に親御さんが自分にやってきたことを知らずのうちに、自分が自分にやっているわけです。

そりゃあ、ますます許せなくなっちゃいますよ。

だから、心の中ではまだ子供の自分が泣いたままなんです。

今度は自分でさえ、自分の敵になった・・・

思いっきり感じてください。

「なんでよ〜〜〜〜〜！！！！！　なんで私があんな目に遭わないといけなかったの〜〜〜〜！！！！！」

我慢して持ち続けるんではなく、出すんです。

出して、出して、出し尽くすと・・・親御さんの存在が小さなものに思えてきます。

今まで出さないで持っていたから、あなたの心の中で親御さんの存在が依然として大きかったんです。

出し尽くすと・・・「なんだ・・・あんなくだらない人たちのために、私は今まで苦しんできたんだ・・・」

なんか、アホらしく思えてくるんですよね笑

そりゃあ、あの人たちはあの人たちで苦しかったかもしれないけど・・・私だったら、同じことしないよな・・・

そりゃあ、お母さんのあんな態度だったら、お父さんも居処がないわ・・・荒れるわ・・・

お父さんもあれだけ家にいなければ、お母さんもあんな風になるわな・・・

でも、そんな相手を選んじゃったあなたたちが悪いんでしょ。

冷静に考えたら、私はいろんなことをされたけど、みんな私とは無関係だったわ・・・

あの人たちの都合だったわ。

これでだんだん親御さんとの精神的な縁切りができてきた状態です。

影響を受けなくなってきているんですよね。

これが「許す」ということ・・・

あなたが親御さんに対する感情を抱えたまま、ガチガチになっていたあなたの気持ちを「ゆるくする」ということなんですね。

この状態になると、子供時代のような上から支配的な影響力の大きさは無くなってきています。

元々「親子関係」が決まる過程では、前世的なつながりが大きな要因にはなっています。

でも、「親子になったこと」に強くて大きな意味があるケースは、実はそれほど多くはないんです。

だから、本来は「血のつながり」だとか、血縁関係にこだわる必要はないんです。

前世において死んだ時、「ああ、あんなことをしてしまった・・・じゃあ償わないといけない・・・」だとか・・・

必要以上に自分のやったことを大きく受け取ってしまって、あえてそんな親を「罪滅ぼし」などで選んでしまっている・・・

いやいや・・・あなたもそのときに何かをしたかもしれないけど、相手の人もそれを選んでいるんですよ。

だって、この世界には「引き寄せの法則」が働いているんだから・・・「一方的に」というのはあり得ません。

そういう意味でも「罪悪感」なんていらんわけです。

被害者である人間も引き寄せられてしまっているのです。

逆に言えば、あなたがそんな親御さんに対して「でも・・・私も色々としてもらったから仕方がないわよね」とか言って、隙を与えて入ってくるようにすると、当然向こうも「呼ばれてる」と思って来るわけです。

引き寄せの法則が働いているんだから、「もう要らないわ」とあなたが決めてしまえば、向こうも来なくなる。

感謝と「情をつなぐこと」は違います。

育ててもらったなら感謝すればいい。

でも、もう歓迎できないものであれば、あえて招き入れる必要はないわけです。

「許す」ということは、必要以上に防御体制に入って力を入れないこと・・・

そこにしこりとなっている感情が残っているから、その存在が大きくなるわけで、その感情が取れてしまうとその存在も小さくなります。

そうなると・・・以前のような上からかぶさってくる大きな存在ではなくなるんですよね。

そうすれば、その親御さんの存在も小さくなり、自分の行動に対する親御さんの影響も小さくなる・・・

これによって「精神的に縁を切る」わけですね。

親の影響を切ること・・・精神的な断捨離

子供の時はいちいち自分の行動が親によって決められていた・・・

そして、それを抱えたまま大人になっている・・・

無意識に抱えたまま・・・なぜなら、まだあなたの中に大きな存在の親御さんがいるから・・・

でも、その存在が小さくなると・・・あなたは自分自身の行動が選べるようになります。

以前はいちいち「やりたい」と思っていたことを押さえ付けられていた・・・

でも、その押さえ付けていた存在が小さくなれば・・・、あなたは自分の本能的な直感に従いやすくなります。

そこから新しいパターンの生活が始まるわけですね。

そうすると・・・なぜか以前のような小さい、こまごまとしたものにお金をちょくちょく使わなくなるかもしれない・・・

浪費しなくなるかもしれないし、無駄にものを買いたいという衝動もなくなるかもしれない・・・

または、すごく好きなものができて、そのためには惜しみなくお金を使うようになるかもしれない・・・

でも、それが次のワクワクへと繋がっていく・・・

あなたが親御さんに対する感情をずっと抱えている限り、あなたの中で親御さんとの関係性がずっとリプレイされるので、親御さんとの関係があなたの人生の大きな枠になってしまいます。

そして、あなたの自由が少なくなるから、経済的な自由度合いも減少するわけです。

でも、その「枠」を外せば、あなたは自分の心を踊らせるものに素直に反応できるようになる・・・

そして、その「反応」の糸を辿っていけば・・・あなたはお金のことなど心配しなくなるかもしれません。

それによってひょっとしたら・・・実際に親御さんとの関係性も疎遠になるかもしれない・・・

それでもOKですよ。元々血縁関係なるもの・・・そこまで意味が強いものではありません。

ポジティブな血縁関係こそ意味があるのであり、ネガティブであれば、毒を自分の体の中に持っておくようなものです。

ひょっとしたらあなたを「経済的な援助」というエサで釣ってくる親御さんもいるかもしれない・・・

じゃ、その援助だけもらっときましょ笑　「その代わりに言うことを聞きなさいよ」には同意しなければいい。

別にハンコを押したわけでもあるまいし。向こうも「釣ろう」としてるんだから下心アリアリです。

向こうに振り回された分、ちょっとあなたが上を行きましょう。

いつ入ってくるかわからない「遺産」で釣ってくる親御さんもいるかもしれない・・・

そんなの当てにしているよりも、あなたがワクワクして動いた方が早いですよ。

そんな遺産は大抵の場合、いざ入ってくる段階になれば何かと支障ありです。

枠を飛び越えてみましょう・・・そのためには・・・

その枠となっている感情を手放してください。

次回は更なる「豊かになるステップ」を解説していきます。