大アルカナのみのタロットリーディング
ひとまずトライ笑
まずは使ってみること・・・
みんなタロット使う前って・・・考えるんですよね笑
「私にできるんかな?」「私にタロットを読む霊感なんかあるんかな?」って。
正直、霊感なんて誰にでも備わってます。
もちろん、タロット、霊視、ヒーリングなど、分野によって得手、不得手はありますが・・・
基本的に霊感は誰にでも備わっていると思って大丈夫です。
要は自分が世界とつながっており、世界と一つであると実感できているかどうか・・・
しかも100%じゃなくてもOK。「ひょっとして・・・そうかも」とか思うだけでもいいんです。
人間って自分が興味を向けた方向へと自然に流れて行きますから、少なくとも「興味」をもっていれば・・・
そして、その興味に対して「真摯に考えて」いれば、大丈夫です。
タロットを所有している人はまだ少数派です。
今でこそ、マスコミが占いを番組の企画に入れたりしてある程度注目されていたりしますが、それでも一般の人にはまだまだ馴染みがないものです。
そのタロットに興味を持って、しかも手に入れた時点で使う資格があるということなんです。
あとは理性の力で止めないことですよね。
理性ってもちろん大切なことですが、「自分がこの世界の80億人のうちの一人の人間にすぎない」という現実主義が理性の前提であることがほとんどです。
そして、そこから色々「ああだこうだ」と考えるので・・・
「世界と一体である」ということが前提のタロットとは、どうしても真逆なんです。
この世界は素粒子とあなたの意思で作られたスクリーンです。
つまり、この世界はあなたの意識と連動しています。意識的にであれ、無意識にであれ、あなたはこの世界を創っている・・・
あなたは自分の内面を目の前に映しているだけ・・・しかもそこに一切「努力」は必要ありません。
だって、仕組みがそうなのだから、それを自然にやっているだけなんですよね。
そして、そうやってあなたが目の前に映し出している内面を・・・
そう、タロットにも映し出すだけなんです。
そこに思考によって「でも・・・そんなはずはない・・・」だとか余計なものを入れないだけで大丈夫なんです笑
まずは何も考えず、自然にやってみましょう。
ワン・オラクル
さて・・・今回は色々あるウェイト版の中でもユニバーサルのウェイト版を使います。
このウェイト版は色鉛筆で彩色したような柔らかいデザインで、僕が好きなタロットです。
その中の合計22枚の大アルカナのみを使います。
それぞれのカードにいろんな意味合いがありますが、カードの大体の「色合い」も参考になります。
明るいニュアンスのカードはやはり明るい色が使われており、ちょっと厳しいニュアンスのカードは色が濃いんですよね。
執着を表す悪魔のカードや、タロットでは最悪カードとも言われている「塔」のカードはやはり、暗い色合いです。
今回はこの大アルカナのみを使いますが・・・タロットが届いたばかりだと、愚者の0番から最後の21番の世界まで順序よく並んでしまっています。
そして、タロットが手に届くまでに「製造、運搬、配達」の過程でいろんな人の手に触れられていますから・・・
届いたタロットを開けて78枚あるかどうかを確認した後、一晩そのまま自分の部屋に寝かせておきます。
タロットは本当にスピリチュアルなツールです。
同じ事柄を鑑定しても、タロットを使う人によって鑑定結果が微妙に異なってくるのです。
もちろん、大幅に異なってしまうことはかなり稀ですが、細かいニュアンスの違い、差異はどうしても出てきます。
なぜかというと、同じ事柄でも人によって意見が違う、感じ方が違う、興味が違うから・・・
たとえば一つの恋愛についてでも、不倫は絶対に許せない人、イケイケの男性が苦手な人、女性に対して「貞淑であるべきだ」というステレオタイプが強い人・・・など、感じ方が違います。
タロットを使って鑑定するとき・・・もちろん、相談者さんの現在の状況がタロットに映し出されます。
でも、そのタロットを使っている人の存在もあり、その人の内面もそのカードを通して反映されるのです。
たとえば相談者さんが「輪廻転生」、つまり「生まれ変わり」を信じている・・・
でも、占い師さんが「信じていない」場合、当然その占い師さんの主観が反映されますので、鑑定結果は相談者さんが納得いかないものになる可能性が高いでしょう。
これが「占ってもらう人と占い師の相性」と呼ばれるものなんです。
占い師さんはある程度主観を排除することが求められますが、占い師さんも人間、つまり「考える存在」である以上、100%主観を消すというの無理です。
どうしても「思い」がタロットに入ってしまうんですね。
このようにタロットリーディングとは、いろんな思念が絡み合う本当に敏感で繊細な作業なので、その道具のタロットの扱いもやはり「繊細さ」が必要です。
タロットを自分のものとする・・・そのために、届いたら一晩置いて自分の周波数と合わせるのです。
で・・・届いたら、まず念入りに混ぜ混ぜしましょう笑 シャッフルというやつですね。
初めて開封して使うときは特に念入りに・・・
正直、この混ぜ方は人によって様々です。
このようにテーブルの上にカードを広げて混ぜ合わせる人もいれば、トランプのようにシャッフルする人もいます。
ある程度扱い慣れたら、自分のスタイルで混ぜても大丈夫です。
で・・・僕の場合は混ぜたら、22枚のカードを3つの山に分割します。
そして、またできれば違う順序でこの山を一つの山に積み重ねなおします。
で・・・僕の場合はまずその山から6枚のカードを取って、これはもう見ずに脇に置いておきます。
そして、次の7枚目から鑑定結果とするのです。
これもやる人とやらない人がいます。要するにカードの山から1枚目をめくってそれを鑑定結果とする人もいるのです。
それでもOKです。この辺りはカードは非常に柔軟に対応してくれます。
今回はワンオラクルというものを試します。
単に1枚めくって、そのカードを読み取るというものです。
で・・・今回は「ある女性のある男性に対する気持ち」をテーマに鑑定してみます。
出てきたのが・・・
魔術師(マジシャン)ですね。ここで・・・ポイントがあります。
今回の鑑定テーマは「ある女性のある男性に対する気持ち」でしたが、できればこのテーマをもっと詳細に設定しておくのです。
たとえば・・・
魔術師って数字で言えば「1」、スタート、始まりなんですね。
そして、カードに描かれた絵を見ると、テーブルの上にいろんな道具が並んでいますが、これはみんな「見せるための道具」なんです。マジシャンですから。
なので、「始まり」以外に「表現力」という意味もあります。
そして、「始まり」と「表現力」が組み合わされば、「創造力」になります。
名前が「魔術師」と言っても、今の世の中、魔法を使える人がそんなにたくさんいるとは思えませんから・・・笑
大抵は「始まり」だとか、「始めようとする」意思だとか、創造性、アイデアを表します。
さらに、このカードは出てくる「人物」を表すことも多く、その場合は何かを生み出したりできる人です。単純労働の人ではありません。
だから、特別な資格を持った人、技能を持った人、技術者などになります。
また、「表現力」という意味から「コミュニケーション」を表すこともあり、「先生」「講師」を表すこともあります。弁護士などの「先生」と付く職業もあり得ます。
こうやって考えると、かなり積極性があるカードのように思えますが・・・
恋愛でこのカードが出てきたら、まだまだ始まったばかりです。ようやく意思疎通が始まったばかり・・・
ただ、小アルカナも混ぜた鑑定では、他にもコミュニケーションを表すカードが小アルカナにはあるので、そのカードと比べると力が強いカードになります。つまり、ある程度の積極性があるんですね。
恋愛をテーマとして見ているならば、お付き合いなどを前提として積極的にコミュニケーションを取っていると考えていいでしょう。
大アルカナのみの鑑定ならば僕の場合、まだやりとりが始まったばかりで、本格的なお付き合いはスタートしていないと見ます。
本格的なお付き合いへと進展するならば、やはり実行力の「皇帝」以上のカードが出て欲しいですね。
実際に小アルカナを混ぜて鑑定しても、魔術師はある程度の積極性があり、意思も強いけれども、なかなか実行に移せない状況が出てくることも多いんですね。
要するに・・・魔術師だから「魔術・手品」を見せているだけなんです。
まあ、このカードが出てきたら、お互いに「あ、相手はひょっとしたら気があるのかな・・・」と気づいてきていたり、ちょっとコミュニケーションが活発になっている可能性はあります。
でも・・・やっぱりまだ始まりなんです。
で・・・今回の鑑定に戻りますが、先ほどのお題目の「ある女性のある男性に対する気持ち」だと・・・
これが女性の気持ちや状態なのか・・・
それとも「女性が相手の男性の事をどんな人だと思っているのか」が・・・
わからないんです。
女性が相手の男性と積極的に「意思疎通をしたい」と思っているのか・・・または実際にしているのか・・・
もしくは「女性が相手の男性の事を特別な資格を持っていたり、講師などの『能力を持った人、デキる人』だ」と思っているのか・・・それが読めないんですよね。
なので、恋愛においてその人がお相手の事をどう思っているのかを鑑定するのであれば、「その人自身の気持ち」なのか、「その人が相手の事をどう思っているのか」を明確に決めた方が鑑定がしやすくなります。
大アルカナはカードの数が少ないため、一つのカードが担う意味の数が多くなる・・・つまり1枚のカードが多くの意味合いを表すことになります。
だから、鑑定するときに「何を占いたいのかを明確に決める」ことが大切なんですね。
大アルカナのみのワン・オラクルでも、十分に精度が高い鑑定ができますし、1枚ずつの鑑定で練習を繰り返しながらじっくりとカードの意味、読み方を覚えることができます。
そのためには「カードに何を聞くのか」を詳細に具体的に決めることが大切なのです。
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