目に見えない大きな流れ・・・

目に見えない大きな流れ・・・

最後は委ねる大きな流れがある・・・

 

 

全て知るのは到底無理・・・

タロットは本当に便利な道具です。

占う状況や環境が良ければ、現実であればほぼ80〜90%・・・

未来であれば60〜70%くらいの精度で読み取れます。

ただ・・・

そんなタロットでも、どうしても読み取れない・・・

いや、読み取れないことはないけれど、読むのが難しいポイントがいくつかあります。

それは・・・

願望が実現する・・・または成就する直前の段階なんです。

これはタロットが原因というよりも、僕たち人間の性質が原因なんです。

僕がタロットで鑑定をしていて気をつけているポイントは・・・

「どのように未来を告げるか」なんです。

未来を教えてもらうと、僕たちは一瞬「ホッと」するんですよね。

未来がもう確実であるように思えて、一瞬心配がなくなるんです。

でも・・・そこから程なくして訪れる瞬間・・・

それは「自分が教えてもらった未来が本当に実現するのか・・・」という不安です。

よく言われるのが「この不安が大きければ大きいほど、未来が変わる」ということですよね。

もちろん、自分が感じていることが未来を作り出しますから、不安を感じていれば不安が実現する可能性が高いと言えます。

ただ・・・

そのような不安がなくても未来が変わる時がある・・・

確かにあるんです。

本人に不安があまりなくても・・・なぜか妨害が入ったりする・・・

まあ、そんな場合は当然がっかりですよね。

ただ・・・

そのような妨害だとか、障害だとか・・・

そういったものを一切超えてしまった大きな流れを感じる時があるのです。

本来ならば、そこでうまくいくはずだった・・・

成就するはずだった・・・

出会えるはずだった・・・

でも、なぜか手のひらをすり抜けていく・・・

これが、前もって鑑定によってある程度予測されていた流れであれば、まだ納得できるのですが・・・

本当にうまくいくはずだったのに、なぜか手のひらをすり抜けていく・・・

鑑定ではうまくいくように見えたけど、潜在意識の奥底からブロックになるような観念が新たに出てきた・・・

鑑定したときは、その観念は潜在意識の奥深くに隠れていた・・・

という場合ももちろんあり得ます。

でも・・・

そのようなタロットで見える世界を超えた大きな流れがあることもまた事実なんです。

これはあなたが思い描いてきた幸せが、あなたの中で本当に大きくて価値があるほど、その傾向が強くなります。

そのやってくるべき「幸せ」は「至上の幸せ」だからです。

最高の幸せだからです。

あなたが心の奥で描いた幸せは最高の幸せであるはずです。

「2番目か3番目の幸せでいいから、欲しい」なんてことのためにわざわざイメージング等をしないでしょう。

そして、あなたが思い描く「最高に幸せな未来」にしたがって、あなたの目の前の現実も少しずつ形を変えていく・・・

進むその先に、あなたが望む最高の現実がすでに設定されている・・・

そのゴールに向かって、目の前の現実が姿を変えていく・・・

現実を変えていくにしたがって、その他の色々な条件も変わっていく・・・

そうすると・・・

その条件が変わっていくにつれて、その「最高の幸せ」を実現すべき最適なタイミングも変わってくる・・・

本当はもっと早く出会えるはずだった・・・

でも、進んでいくうちに、もっと理想的な成就ポイントが別のタイミングで出てくる・・・

もう少し後へとずらした方が、全てのパーツがはまる、うまくいく・・・

この説明はあくまで「例」でしかありませんが・・・

実際、このようなタロットで見える世界を超えた大きな流れが、未来を変えてしまうこともあります。

ただ、このような場合、「成就」というゴールの設定が変わることはありません。

あくまで「あなたの最高の幸せ」を実現するための微調整だからです。

このような流れはタロットでは見えないんですね。

どうしても、全てをコントロールすることはできない。

この世界は元々「思念の世界」だとは言っても、その思念がとても精妙であるため、100%コントロールしようなんて不可能です。

どうしても最後の最後で「物事の流れ」というものに委ねなければいけない時が来る・・・

最後に仕上げるのはあなたではなく、この世界全体である「あなた」なのです。

つまり、個人としての「あなた」の手を離れてしまっている・・・

それこそが「手放す」・・・ということなんですね。

仕上げの最後の奇跡を起こすのは全世界である「あなた」なんです。

でも、動くべきタイミングは絶対に来る・・・

だから目を凝らして周りの世界を見ていてください。

タロットで見えていた未来なのであれば、もう目の前に見えつつある未来なんです。

そこの角を曲がった向こう側にある未来なのかもしれない・・・

その時を楽しみにしていてください・・・