思念の海の中で縁を紡ぐ・・・

広大な思念の海の中で・・・

縁を紡ぐ作業は・・・

いつも申し上げていることですが・・・

私たちの世界のものは全て、本当に小さな粒である「素粒子」というものが集まってできています。

そして、その素粒子を繋ぎ合わせていろんなものを作り出しているのは、我々の意識なんですね。

これに例外はありません。

本当にいろんなものが、素粒子が寄り集まることによってできている・・・

いわば、我々は素粒子の海の中にいる・・・いや、われわれもその海の一部なんです。

そして、その素粒子を繋ぎ合わせるような役割をしているのが、我々の思考ですから・・・

我々はつまり「思考の海」の中にいるようなものでもあるんです。

この三次元の世界で生活していると、目の前で見える物理的にリアルな要因の方が大きいように見えますが・・・

ところがどっこい、実は思念的な影響の方が数倍、いや、数百倍強いと言ってもいいくらいです。

何せ、周りの世界が全て素粒子、全て思念なのです。

その影響から逃れるなんてことは不可能です。

人はみんな、もちろん自分の意思で動いていると思っています。

ところがどっこい、みんな思ったよりも思念の影響を受けています。

スピリチュアルの書籍や情報では、「顕在意識に対して潜在意識・・・」などと言われていますが、実は顕在意識と潜在意識の間に明らかな境界線などありません。

我々が意識できる部分、自分の体や本当に身近な身の回りの世界を認識できる部分を「顕在意識」と呼んでいるに過ぎません。

確かに私たちの意識が世界を設定しています。

でも、設定していながらも普段の私たちが意識できない部分、つまり目の前に見える光景以外の全世界を設定している部分を「潜在意識」と呼んでいるだけなのです。

その潜在意識には前世のデータも入っています。

そして、その潜在意識と顕在意識はつながっているのです。

ということは・・・私たちが今世にいても、潜在意識にある前世の情報に影響を受けることはもちろんあります。

しかもかなり頻繁にあるのです。

実際に僕がヒーリングをしていろんな人の思念に触れた経験から言えば、人の行動はいろんな思念の影響を大いに受けています。

それぞれの人が「自分自身で決めている」と思っていますが、実際はそうではなくて気づかない形でいろんな思念の影響を受けているのです。

鑑定をしていると、お互いに思い合っている・・・でも、なぜか会えないというカップルは本当にたくさんいらっしゃいます。

その原因はこの思念の影響にあるんです。

当人たちは今、自分の目の前に見えている光景しか見えていない・・・

お互い思い合っているのであれば、周囲が何を言おうと問題ないはず。

ならば、会いに行けばいい。お互いが思い合っているならば会えるはず・・・

でも・・・なぜか会えない・・・

会おうと再三努力するけれど、なぜかいつもタイミングが合わない。

一方が会いに行こうとしているんだから、もう一方がそのままそこにいてくれれば会えたはずなのに、なぜか急な用事が入る・・・

じゃあ、もう一方が「今度は絶対に・・・」と思い出すと、いろんな要因から一方が動けなくなる・・・

目の前に見えていることは、本当に一部でしかなくて・・・

実は今世でもいろんな思念が絡み合い、それが今世だけにとどまらず、前世にまでおよぶ・・・

これもいつも申し上げていることですが、前世と今世は繋がっています。切れたりなどしません。

我々が都合よく「死」というイベントで、気分一新、仕切り直しをしているだけなのです。

そういったことが色々と絡み合っているこの世界では・・・なかなか身動きが取れなくなるかもしれません。

でも、思念と思念は周波数で合致します。

ということは、できるだけ自分に都合の悪いことを考えないことに尽きるんです。

自分に都合の悪いことを考えてしまうと、どうしてもそのような思念と周波数が合致してしまうんです。

さらに、自分を挫けさせる人、嫌な思いをさせる人を遠ざけること・・・

別にあなたに直接働きかける人でなかったとしても、ネガティブなことばかりをいう人を遠ざけるに越したことはありません。

その思念の影響を直接受けてしまうんです。

ただ・・・前世からの影響となると如何ともしがたいものがありますよね・・・

これも、前世のネガティブな想念と一致しないような考え方を、自ら率先して選ぶことによって、ある程度回避できますが・・・

今世も前世の延長線である以上、今世の生活の中にも必ず前世のエッセンスはあります。

たとえば、前世で傷ついたシーンと同じような感情を抱かせるようなシーンが今世にもあったりするんですね。

そして、そういったものと出会ってしまうと、たとえ普段からプラス思考を心がけていても、やはり前世の想念の影響を受けてしまいます。

そして、そのような前世のエッセンスが今世のどこにあるのかは、なかなか前もって把握できないので、いつも不意に影響を受けてしまうのです。

もちろん、「今世に生きてるんだから、前世の何のと考えなくても、今世をしっかり生きれば事足りる」というご意見もあります。

その通りなんです。でも、やはりそれでも、人によってそれぞれ事情が異なってくるので、「１００％大丈夫」とは太鼓判を押せないんですね・・・

すでにお話ししましたように、どこで前世のエッセンスと遭遇するかわからない。

人間関係なんて、前世からのエッセンスの最たる例です。

前世・・・今世・・・来世・・・と自分の人生の中に出てくる人は、性別や役柄は変われど、そのキャストの根本的なところは基本的には変わらないんです。

たとえば前世の恋人が今世の親だったりする・・・

特に自分と親しい関係性であればあるほど、前世から引き継いでいる関係性である可能性が高く・・・

目の前にいる親が、友達が、知り合いがあなたの前世のエッセンスだとすれば、前世の想念の影響から逃れることはなかなか難しくなります。

だから、自分の人生を変える強制的な手段として「人間関係の断捨離」があるんです。

僕のお仕事はそういった前世からの想念的な因縁などをクリアーにすることです。

ただ・・・これが本当に手間がかかる作業なんです。

人間は何回、何十回と輪廻転生してきています。つまり生まれ変わってきているんですね。

そのたくさんある前世の中でどこに原因があるかを突き止めなければいけないし、その原因が次の生へと波及して、また新たな問題を起こしていた場合は、そこも可能な限り対処しなければいけなかったりする・・・

こんなことをお話ししている僕自身も例外ではなく・・・

今もこのようなお仕事をさせていただいているからか、前世でもこのようなスピリチュアル的なことに関わっていたことが多いようで、そこでは本当にいろんなことがあったと確認できました。

それを特定し、癒していくのは本当に体力と気力が必要な作業でした。

自分自身だから余計にキツかったんですね・・・

目の前に見える光景は、本当の実相の・・・ごくわずかでしかない。

目の前に見える光景が「１」だとすれば、思念は「９９」とも言えます。

それをせっせと紐解き、本来の「人が望むままに世界が流れる」状態にするのが僕の仕事です。

そしてそれが「縁結び」なのです。