I’ve Never Been to Me …

I’ve Never Been to Me …

自分になれなかった人たち・・・

 

見えているものと実際の状況は違う・・・

僕がヒーリングをしていて、いつも思うこと・・・それは・・・

恋愛に対する姿勢、いわゆる「恋愛観」に関しては、女性は「子供の頃に親から受ける影響が非常に大きい」ということです。

昨今・・・親子関係で本当にいろんな出来事が起きています・・・

本当にいろんなケースがあるので一概には言えないのですが・・・

ただ・・・どんな親御さんでも「娘に不幸になってほしい」と思っているかと言えば、そうでないんですね。

もちろん、一部の極端な例外はあるかもしれませんが、ほぼ全ての親御さんが「娘には幸せになってほしい」と思っています。

でも、その一方でほとんどの親御さんが「自分自身が抱えているものに負けてしまう」んです。

要するに、親御さん自身も、形こそ違えど娘さんが経験したことと同じことを経験してきているわけです。

子供に対する愛情は変わらない・・・

でも、ふとした時に・・・自分の中に抱えているものに負けてしまう・・・

どうしても自分が抱えているものが大きくて・・・いっぱいいっぱいになって、可愛い子供でもついついきつく当たってしまう・・・

これは、僕が亡くなった方を供養させていただく時、非常に実感させられることなんです。

人がこの世を去る時・・・本当の意味でその存在が消えるわけではありません。

この世界での物理的な制限、つまり「縛り」がなくなってしまい、その存在は消えないままで、むしろ見える範囲、感じる範囲が大きく広がるんです。

この世界に生きている時は、目の前の状況しか見えなかった・・・

でも、その物理的な縛りがなくなり、生きている時は見えなかったものが見えてくる・・・

そうすると、全員が・・・とは言いませんが、多くの親御さんが本来の愛あふれる姿に戻ってしまうのです。

「自分は本当に見えていなかった・・・何を見てあんなに恐れ、怖がり、それを周りの人にぶつけていたのだろう・・・」

これを考えると、人を苦しめているものは目の前の景色に縛られている「執着」なのかもしれません。

見えているものが全てではない・・・その奥底は全てが繋がっており、そこには愛がある・・・

それがわかるだけで十分なのに・・・

 

いまだに自分自身にはなれなかったことに苦しんでいる親たち・・・

親が子に冷たく当たったりする時・・・

そのほとんどが「子供を許せない」のではなく、「自分を許すことができていない」のです。

そして、その原因は子供にはない・・・

親が自分に課した制限を乗り越えることができていないのです・・・

いわば・・・自分に負けてしまっている・・・

自分が抱えているものに負けてしまっている・・・

それでもやはり・・・子供への愛はあるのです。

ほとんどの親が「自分の子供には幸せになってほしい」と思っている・・・

でも、それを表現する前に・・・自分に負けてしまう・・・

望んでいる自分になれなかった・・・そんな自分を責める自分に負けてしまう・・・

本人の中では、自分の今の状況を他人のせいにしているつもりではある・・・

でも実のところ、その刃を自分で自分に向けていることもわかっている・・・

あなたが知るべきこと、それは単に・・・

親は別にあなたに不幸になってほしいとは思っていない・・・

それどころか、自分が幸せを実現できなかった分、あなたに幸せになってほしいと思っている・・・

でも、あなたにそんな思いを伝え、そんな思いを表現するような行動をする前に、この人たちは自分に負けてしまうのです。

親があなたの不幸を望んでいるわけではない・・・本当のところは幸せになることを望んでいる・・・

それを知れば親はあなたを止める存在にはならない・・・

表現の仕方こそ違えど・・・親はあなたに幸せになってほしいと思っている・・・その事実だけ受け取っておきましょう。

味方だと感じられなくても構わない・・・別に仲良くする必要はない・・・

でも、敵にしてしまう必要もない・・・

あなたはあなたで本当に自分が望むものを手に入れましょう・・・

あなたが本当になりたい「あなた」になりましょう。

あなたが本当になりたい「あなた」になった時・・・

あなたの奥底ではあなたは全てに繋がっているので・・・

あなたが「あなた」である幸せが、周りの人にも伝わっているでしょう・・・