繰り返しには意味がある

繰り返しには意味がある

自分のどこに原因があるのかを知りたい時は・・・

 

じぶん一人ではなかなか答えに辿り着けない時がある

インターネットがほぼ当たり前の存在となり、簡単に色々な情報が手に入るようになりましたよね。

スピリチュアル的な情報もありがたいことにたくさんあります。

ただ・・・スピリチュアルの難しいところは・・・

他の人がある方法を試してうまくいったからといって、自分もうまくいくとは限らないということです。

これはもちろん、スピリチュアルに限ったことではないのですが・・・

スピリチュアルの場合は特にその人の内面が重要なので、どんな場合でも「これがいい」と言える万能の方法がないんですよね。

考えてみれば、人間の内面なんてそれぞれです。

血の繋がった肉親でも考え方、感じ方が違います。

一人として同じ人はいないんですね。

あなたの周りの世界は100%、あなたの内面の投影です。これは間違いありません。

でも、その内面が一人一人異なっている以上、他の人と一緒にいたとしても・・・

あなたが見ている目の前の世界と、その人が見ている目の前の世界は違うのです。

過去に何か出来事があった・・・

でも、その時にあなたと同じ場所にいた人でも、その人のその出来事の捉え方はなぜかあなたとは違う・・・

これこそが、あなたとその人が違う世界を見ていることの証明です。

我々は一人一人が固有の世界を経験しているのです。

あなたと同じ場所にいて、同じことを経験した人たちでも・・・

そこに至るまでの環境や生活、経験はあなたとは違います。

それぞれ人は考えていること、感じていることが違い、見ている世界が違う・・・

同じ出来事でも、あなたの受け取り方と、その人の受け取り方は違うのです。

イメージングをする・・・もちろん、それで願望が実現した人もいる・・・

でも、イメージングをすればするほど、なぜか状況が悪化する人もいる。

「私は〜です!」と宣言するアファメーション を実践する人もいる・・・

でも、やはりそれでうまくいく人といかない人がいる・・・

それはやはり一人一人の受け取り方が違うからです。

イメージングで気分が爽快になるのであれば効果はあるでしょう・・・

でも、イメージングした後で「でも、今の私は・・・」となるのであれば、間違いなくその失望感の方が強いでしょう。

アファメーションをしてやる気が出てくる、気持ちが高ぶってくるならば効果はあるでしょう。

でも、なぜか「こんなことをして本当に叶うのかな・・・」と、むしろアファメーションをすることに負担を感じるのであれば、やらない方がマシです。

マーフィー・・・ザ・シークレット・・・エイブラハム・・・

それぞれ素晴らしいことを説いているのですが、「わかる」と「できる」は完全に別です。

もちろん、みんな本当は「できる」はずなのですが、それを本当の意味で「できる」と思えるかどうかは人それぞれなのです。

 

意外なところに鍵がある

私がこれまでヒーリングしてきた経験から考えてみると・・・

ある人が何かを「したい」と思うのに、それができない場合・・・本当に色々な要因があります。

そして多くの場合、その要因はご本人が「え? 本当にそんなことが原因なの・・・?」と思えることなのです。

どんな人でも複数回、前世を経験していると言われています。

そして、ヒーリングの方向性を探るためにタロットで鑑定していると、どう考えてもご相談者様が今世において経験したことではないと思えることが出てきます。

もちろん、今世に生まれてきてからも何十年も生きてきて、いろんなことを経験している・・・その中に原因があることも多いのですが・・・

前世にもその要因があるとなると、その答え探しは本当に果てしない作業です。

そこで僕はタロットを使います。

タロットは質問したことに対して、直線的に、しかも次元を超えてその答えを引っ張り出してきます。

そして、その答えは的確です。

そして、そのようにして答えを見つけてくると・・・

実はほとんどの人が、前世で経験したことと似たようなことを今世も繰り返して経験しているとわかるのです。

つまり鍵は前世にあり、前世で行なったことを今世でも繰り返しているのです。

これは考えてみれば、当然のことです。

この世界は思考からできており、人は自分が注目を注ぎ込んだものをまた目の前に実現させます。

基本的に環境や考え方を大きく変えない限り、人は似たような環境の中にいて、似たようなことを経験し続けるのです。

よく「考えが凝り固まっている」と言いますが・・・

ある人がある環境の中で、ある考え方を身につけた・・・

その考え方は基本的にその環境にふさわしい考え方です。

そして、その考えがまた似たような環境を引き寄せる・・・

そうすると、またその環境にふさわしいことを考えるようになる・・・

そして、さらにその考え方にふさわしい環境を引き寄せる・・・

このように螺旋状になってしまうんですね。

たとえ死んでこの世を去ったとしても・・・これが変わることはありません。

本当の意味で「死」なんてないのです。環境と自分の設定を変えてまた再スタートするだけです。

でも、そうやって経験し続けることが、その人にとって心地よいことであればOKですが・・・

どちらかというと・・・そうではないことが多い・・・

私たちの思考が現実化して、注目を注ぎ込んでいるものがまた次から次へとやってくるのであれば・・・

どこかで考え方か環境を変えないと・・・この無限ループは永遠に続きます。

ここでよくやる間違いは、その環境と戦ってしまうことなんです。

思いっきり感情を込めて戦ってしまうと、むしろそれが意識の中に深く根付いてしまい、より強化されてしまいます。

だから「戦い」はどのような形であれ、本来の自分のあり方とは逆行しているのです。

人間がこの世界を経験している理由は、「いろんなことを経験したい」から・・・それだけです。

でも、戦うことによって、無限ループになってしまう・・・

そうなると箱庭のように限られた世界の中に、いつまでも留まることになるのです。

もし・・・今の環境から抜け出したいのであれば・・・

あなたの環境の中で「いつも繰り返されていること」に気づくことです。

ループに気づくんです。

「いつも私は妨害される・・・」

「いつも親が邪魔をする・・・」

「いつもライバルが出てくる・・・」

そのようなシチュエーションで出てくる人たちは、実は思いっきり表面的なことです。

その向こうにあるループの仕組みに気づくんです。

そして、いつまでもそのようなループの「縛り」に左右されている必要はないこと・・・

それに気づくんです。

戦うわけでも、奮闘するわけでも、葛藤を感じるわけでもない。

ただ「気づく」んです。

何かを経験する・・・しない・・・はあなたの選択です。

どんな前世のカルマであれ、なんであれ、「もう十分です。私は違う考え方をします」と決めることで解決します。

その鍵は・・・あなたの環境で繰り返されていることにあるのです。