過去は変えることができる・・・〜残っているのは記憶だけ〜

過去は変えることができる・・・〜残っているのは記憶だけ〜

実は過去を維持しているのは自分自身・・・

 

実は同時進行している世界・・・

今世に起こる出来事の発端になっていることの多くが、前世にあります。

ヒーリングでは当然、前世を掘ってその出来事の原因を探そうとします。

でも・・・実は「時間」というのは三次元の世界に特有のものであり・・・

本来「時間」などは存在しません。

この世界は、我々の三次元の世界も、そしてそのほかの世界も基本的に「思考が実現する」世界です。

「考えれば実現する・・・」ということは・・・

そう、本当はすぐさま実現しています。

この三次元の世界では・・・自分が思考を変えると世界が変わっていく・・・その様子をしっかりと眺めることができるように・・・

そして、ちょっとやそっと思考を考えても、今の自分の状態がグラグラしないように・・・

ある程度安定した状態を作ってくれているんですね。

でも・・・時間というのは、本来そのように「思考が反映されて、世界が変わっていく」様子を見せてくれるシステムであるだけなので・・・

本来、時間はない・・・

ということは、「現在」「過去」「未来」などないわけです。

ということは・・・過去生も今世も未来もない・・・

前世が今生きている今世の前にあった・・・というわけではないのです。

とは言え・・・今世、前世、来世を経験している私たちの意識は一つ・・・

その意識から、まるで電源のタコ足のように、いろんな世界の生を生きていることになります。

でも、その意識の中でごく一部に自分自身を限定しているのが、今世の私たち一人一人なので・・・

もちろん、前世のことなんて感じ取れないわけです。

突拍子もない考え方なので、いますぐ受け入れるのは難しいかも知れない・・・

でも、ほんの少しでもいいので、「過去って本当に厳然とした事実として存在するわけではないんだ」と考えていて損はないのです。

ヒーリングでは・・・私たちの中に存在する「過去」に関係している感情を取り去るのですが・・・

私たちは、過去のことを全てを意識しているわけではありません。

たとえば40年生きてきた人であれば、毎日、1時間ごとに経験したことを覚えているわけではないのです。

どうして覚えているのか・・・そこに印象深いエッセンスがあるからです。

覚えているからには、何か印象深いことがあった・・・

特にネガティブでショッキングなことは、その感情を伴い覚えやすくなります。

この感情が、本来は「今目の前に存在しない」過去をのり付けして、まるで「今目の前に存在するかのように」見せかけているのです。

たとえば・・・4年前のある日・・・パートナーにひどいことを言われた・・・

それを今、証明できますか? もちろん、あなたは「あの時、こんなひどいことを言われた」と訴えることができる。

でも・・・具体的な証拠を出せと言われると証明できないことがほとんど・・・

現場に他に人がいた・・・というような場合でも、その人たちがどこまで本当のことを言っているのかわからない。

これはあなたの発言に信憑生がないと言っているのではなく・・・

過去の出来事というのは、そこまで証明するのが難しいということなんです。

そして、「過去にそういう出来事がありました!」と意地になって主張しているのは・・・

そう、あなたなんです。

あなたが過去にそのようなことがあったと思い込んでいる・・・

もちろん、あったのかも知れない。いや、あったのでしょう。

でも、それを「絶対に事実だ」と思い込み、反芻し、主張しているのはあなたなのです。

つまり、「厳然とした事実」にしているのはあなたなんですよね。

あなたが思い出せば思い出すほど、立証することが難しい過去を「事実」にする・・・

ただ・・・その過去の記憶には・・・

特にショッキングな過去の記憶には「感情」が結びついているので、その感情を無視しては過去を忘れることはできません。

その感情を処理する作業がヒーリングです。

でも・・・

たとえあなたが思い出すことができる過去であっても・・・思い出すことができない過去であっても・・・

その存在すらわからない前世であっても・・・

それらを活性化させない方法がある・・・

それはあなたが楽しむこと・・・明るい未来を描くこと・・・

過去が幅をきかせて暗い彩りにしてきたあなたの人生を・・・

これからあなたが明るく変えることはできる・・・

過去は実際に目の前にはない・・・

でも、それを思い出すたびに事実にしてしまう・・・

今、目の前にあるわけではない。それを知ってください。