空と君との間に・・・

空と君との間に・・・

本当は空との距離ってすごく近いものなのかもしれません。そして、人間を地面へと縛り付けているのは「エゴ」なのかもしれないのです。人の思いって愚かだけど、でも愚かなりに愛おしいものなのだと思います。

ご相談者様の鑑定で気づいたこと・・・

ここんとこ、普通の恋愛の鑑定なのに、なぜか亡くなった人の念が影響しているケースが連続しました。続くときは続くんですよね。

確かバシャールが言ってたんだっけ・・・?「死ぬ」ってあの世に行っちゃうとかじゃなくて、扉を開けて別の部屋に行くようなもので、居る次元が変わるようなものなんですよね。

ほとんどの人が扉を開けて別の部屋に行くと、完全に気持ちが向こうに行ってしまうんだけど、この世界に強烈な思いがあると、その思いに引っ張られるのか、別の部屋に行けない人もいる・・・

そうすると・・・その人は居る次元が違うはずなのに、中途半端な形で同じ場所に残ることになる・・・

でも、この三次元を離れてしまっているから・・・時間はないんですよ。気持ちがなぜか同じまま残ってしまうんです。

そして、その思いが・・・後々の人々にまで影響する・・・

ある人と結ばれたかった・・・でも結ばれなかっただけでなく、とんでもないような裏切られ方をされた・・・

その人は自ら命を絶ち、この世を離れたつもりが、まだ次元が違っていてもこの世界にいる・・・

別に死んだからと言って、いきなり怨念の力が上がるとかそんなものではありません。

死ななくても、強烈な思考の力で他の人に影響を及ぼすことなんて、本当は誰でもできます。

生き霊なんて生きている人でもグッと思いに力を込めただけで飛ぶし、死んでもこの世界にいれば、その思考の影響力は別の人へと飛ぶ・・・やっていることは一緒なんです。

でも、肉体がなくなると、時間がないから気持ちは同じまま残る・・・その一方で、この三次元の世界で生きている人は、肉体が衰えて年を取り、死を迎える・・・

死んでいる人は時間が流れないまま、ずっとこの世界にいて念を飛ばしているんです。「七代まで祟る」ってそういうことなんでしょうね。

こんなケースが連続したのですが、それが僕にも気づきを与えてくれました。

 

満たされなかった人の思いに向き合う

実はこんなことが僕の家にもあることがわかったんです。

僕の先祖である人々に散々な目に遭わされ、裏切られ、捨てられた女性が・・・

この人は本当に苦しい思いをしていました。

そう言えば、僕がずっと思い続けた女性との関係性には・・・本当に物の見事に次から次へと妨害が入りました。

人が入れ替わり、立ち替わりでどんどん現れ、翻弄するかのように引っ掻き回す・・・

最初はどんどん現れ、妨害してくる人物しか目に入らず、その理不尽さに頭にきました。

でも・・・背後にあるものを見たとき・・・納得してしまいました。

自分の子供を奪われ、裏切られた・・・それでも頑張ったのに・・・その健気な思いすら、さらに裏切られた・・・

このような女性の存在があることを僕がある程度まで突き止めたところ、母親から「確かに昔そのような女性が居た」と聞き、戸籍で確認すると、僕が突き止めた内容と合致する女性がいました。昭和初期ぐらいです。

この女性の思いは強く、僕に対する影響もかなり大きいことがわかりました。僕は表面的なことに振り回されていたのです。

「この家に生まれた人間は全員、絶対に幸せにはしてやらない・・・私と同じ苦しみを味わせてやる・・・」

僕と僕が思い続けた女性との間に割って入って妨害してきた人たちにはそれぞれの思いが、エゴがありました。

でも、そんな彼らも、意識の深いところではこの女性と連動しており、あらゆることで僕に不利になるように彼らの動機が設定されていたのです。

最初はにわかに信じられませんでした。果たしてこのようなことが起こりうるのか・・・

でも、僕の師匠以外の数人の鑑定師に鑑定してもらってダブルチェックをかけても、結果は同じなのです。

僕は彼女と対峙するしかない・・・と思いました。実は僕に原因があったのです。

 

空と君との間には・・・

最初は彼女と6時間に及ぶ対話から始まりました。

とにかく彼女の経験したことと、それに伴う感情を聞き出し、感じてあげて、浄化する・・・

彼女をこの世界に留めているのは、彼女が抱えている苦しみ・・・つまり癒されない感情です。

それを僕が感じてあげる・・・彼女一人では抱えきれないから、それを僕が引き受けて感じてあげる・・・

彼女が抱えている重荷は重すぎて、飛び上がっていけない錘(おもり)になっていました。

彼女の苦しみは空と地との間の距離に等しいものだったのかもしれません。

空と彼女との間には冷たい雨が降り・・・その冷たい雨によって彼女の心は芯まで冷え切っていました・・・

感じてあげても、感じてあげても、悲しさと悔しさが滲み出す彼女の心・・・

思いがこの世にあっても肉体がこの世にはない人と対話をしていると・・・脚にくるんですよね・・・なんとも言えない疲労感が・・・冷えて重くなってくるんです。「足を引っ張られる」ってこのことなんですね。

とにかく彼女と対話して感じてあげる・・・そんな日が続いたある日・・・

師匠の鑑定で・・・少なくとも僕の家に恨みを抱いており、影響を与えている可能性がいる霊体があと4人いることがわかりました。

そして、僕の前世的なつながりで僕に恨みを抱いている人物の霊体もおり、合計6人の霊体が影響を及ぼしていたのです。

これには本当に絶望的なほど気が遠くなりました。

さすがの僕も「こんなのどれだけ頑張っても無理!!」と言いたくなりました。

通常のヒーリングであれば1時間程度で終わるものが、亡くなった人の浄化となると普通のケースでも、やはり2〜3時間かかります。

今回はそれぞれがみんな強烈な思いを抱えている・・・

まだまだ先があるのか・・・自分の先祖がやったこととは言え・・・自分の生まれを呪いたくなる・・・

ああ・・・こんなことがあれば、そりゃあ・・・うまくいかないわな・・・

「一人でやらないほうがいい。最悪、命を落とすかもしれない・・・。正直、陰陽師の領域である」

「ただ、本当のところ、この霊体は全て、あなたに救って欲しいと思っている・・・」

「恨みと怒りにまみれてコントロールできなくなった自分たちを救って欲しいと思っている・・・」

そう言われて・・・僕はどうすればいいのか・・・

でも・・・やるしかない・・・と思いました。

一人一人向かい合っていくしかない・・・

そうするしか選択肢はない・・・

そこで・・・奇跡が起こったのです。

ある日・・・彼女と対話をしていた時・・・彼女の反応がいつもと違うことがわかりました。

何か違う・・・ちょっと疑問に思った僕は師匠に見てもらいました。

すると・・・

彼女は他の霊体に僕のことを「この人は今までの○○家の人とは違う。この人を信じてあげて欲しい。この人を幸せにしてあげて欲しい」と訴えかけてくれていたのです。

最初は僕に敵意をむき出しにして、僕が苦しむのをあざ笑っていた彼女が・・・

居る次元はお互いに違っていても、対話を続けた結果として、彼女の心には暖かい火が灯っていました。

あきらめずに対話をした結果として、彼女には気持ちが伝わっていた・・・

まだ、他の霊体が完全に納得したわけではないですが、少なくとも数人の霊体は彼女の提案を受け入れようとしていました。

次元が違っていても・・・魂同士のやりとりはあるんですね。

まだまだやるべきことはありますが・・・涙が出てくるほど嬉しかった瞬間でした。

なんか思ってみると・・・怒涛の数週間でした。

まだ終わっていないけれど、なんか自分の気持ちの動きが今も考えるとおかしかったりします。

あのときは確かに、「自分が命がけでやらないといけないのかもな・・・」と心の奥底で覚悟した自分がいました。

でも、そこまで思えたのはやっぱり、一人の女性の・・・本当に大切な女性の存在しかありませんでした。

でも・・・こんな荒唐無稽な話・・・もし、彼女が聞いたら笑うだけかもしれません笑