あなたにただ会いたくて・・・

あなたにただ会いたくて・・・

まだ好きだから・・・

My favorite movie…

僕が好きな映画の一つ・・・「容疑者Xの献身」です。

まあ、ハッピーエンドな映画とは言えないので、潜在意識のインプット的には不安になるかもしれませんが・・・笑

福山雅治さん演じる主人公の湯川学と、大学の同期である石神哲哉・・・

石神は堤真一さんが演じています。

数学しか頭にない彼が愚直なまでに貫いた最愛の人への愛・・・

自分の人生に失望し、一時は自ら死を選ぼうとしていた・・・

そこで出会った生きる意味を教えてくれた人・・・

そんな石神は最愛の人を守るため、殺人事件を起こし、完璧な隠蔽を図ります。

数学的な思考回路を持つ石神は、愛する人が犯した罪を完璧に隠蔽し、しかもその罪を自分がかぶり、さらに愛する人が自分を警戒するような行動を取り、愛する人の気持ちを突き放そうとするのです。

全ては愛する人を守るため・・・あまりに愚直すぎる石神の愛でした。

最後のシーン・・・完璧に隠蔽し、あとは自分が罪をかぶるだけで愛する人は平安に過ごせる・・・

そんな石神の決死の愚直な愛を、彼が誰よりも愛した花岡靖子は最後の最後で台無しにしてしまいます。

自分にも罪を償わせてほしい・・・

一時は石神に対して怖さと不安感を募らせていた花岡が最後に石神の心に寄り添った瞬間でした。

自分の努力が水の泡になった石神・・・

この後、石神は号泣しますが、それは自分の隠蔽が台無しになった悲しさではなく、受け取ることができるとは思ってもいなかった最愛の人の愛を目の前にした・・・

それ故の涙だったのかな・・・と個人的には思います。

石神の愛が報われた瞬間でした。

フィクションの映画になんだかんだ言うのも野暮ですが、結果として石神は花岡靖子の愛を勝ち取っています。

やり方は大いに間違えていますが・・・

ストーリー的には、殺人事件の隠蔽トリックを除いてはベタな映画なのかもしれませんが、僕のお気に入りの映画の一つです。

気持ちをずっと貫いていれば、絶対に報われる・・・その気持ちが届かないわけがない。

これは実際の恋愛でも同様です。