自らのカルマ・・・

次は繰り返さないで・・・

修行というよりも・・・

よく「私たちがこの世界にいるのは修行のため」と言われますが・・・

実際にヒーリングをしていろんな方の魂に触れていると、僕はちょっと違った感触を感じるようになりました。

修行とかそういうものじゃなくて・・・なんというか・・・

次々とクリアーして、究極の幸せを求めている・・・そんな感じなんです。

目の前の光景はあなたの内面の反映・・・これは疑いの余地がありません。

外の世界が私たちの内面の反映である以上、我々は内面を変えれば自分の望む世界を創ることができるはずなのです。

ただ・・・本来であれば、自分の経験を最高のものとするために究極までにリアルに仕立て上げられたこの世界に、我々は逆に魅せられ、のめりこみ、外の世界ありきになってしまいました。

本来は逆なんです。中の世界ありきでそれが外側の世界に反映されるはずなのに・・・

いつの間にか人は自分の内面の反映でしかない・・・自分の思考の結果でしかない外の世界に絶対的な力を持たせてしまったのです。

外の世界は厳然たる事実として存在し、自分の考えていることとはなんら関係がない・・・

外の世界にある事実は絶対的なものであり、我々はそれに従わないといけない・・・

私たちの世界は発達し、進歩して便利になったように思えますが、この世界の本質に関しては昔の人の方が見抜いていたように思えます。

目の前の世界は現実ではない・・・昔の偉人たちはこの事実を指摘していました。

そして、私たちは本来内面の反映でしかない現実を弄び、中毒になってしまいました。

本来、我々がそれぞれの世界を創造し、自分の世界に対しては自分に管理権があるはずなのに、その管理権をそもそも自分の思考の結果でしかない現実に渡してしまったのです。

現実は現実・・・単に結果でしかなく、そこに本来重みなどありません。

本当に大切なものは自分の中にあるはずなのに、そこから離れてしまった・・・

本来、自分の経験を高揚させてくれるだけの舞台装置でしかない現実に必要以上に重みを持たせ、中毒になったのです。

キリスト教で言う「罪」・・・それは「神から離れること」・・・

「本来自分の世界を創造していくのは自分である」という事実を放棄したことを表しているのかもしれません。

目の前の現実に夢中になり、本来の自分の姿を忘れてしまう・・・

この罪を克服する方法は・・・

なかなか難しいことなのかもしれませんが、「現実を怖がらないこと」なのです。

あなたにとって目の前の世界は厳然と存在する事実でもなく、あなたがどうしても従わないといけない袋小路の現実でもありません。

確かにいろんな要素が関わってきて、複雑になっていますが、本来の創造主はあなた・・・

あなたの世界ではあなた以上に力を持っている存在はいないのです。

あなたに何かを強要してきたり、怖がらせている人がいるのであれば、その人にあなたが力を与えてしまっているだけなのです。

本来、あなたが創造主である・・・その事実を知り、あなただけの幸せな世界を創りだすために、次々とステージが組まれている・・・

前世で達成できなかったあなたの目標は次の生に繰り越し・・・単にゲームのステージをクリアーするようなものかもしれないのです。

カルマを創る一番大きな原因は・・・

カルマの根本にあるものは、自分以外の人も全て、元はと言えば「自分」だと言うことです。

だから、当然相手を傷つけたらそれは返ってきます。

我々はこの世界にいる間こそ、「自分は自分、他人は他人」という厳密な境界線を敷いていますが・・・

元はと言えば「他人も自分」である以上、死によってリセットされると、自分がやったことが自分に返ってくるのは当たり前なのです。

ただ・・・他人を傷つける、騙す、貶めるといった行為よりも、もっと深い、最大のカルマの原因は・・・

自分を信じないことなんです。

自分を否定してしまうということは、自分の内面の反映である自分の世界も否定する・・・

その世界の中で自分の価値も否定することになってしまう・・・

自分で自分を無力化する・・・

そうなると、本来自分の内面の反映に過ぎない周りの世界に振り回されるだけの存在になってしまいます。

そして、その内面を反映する世界はさらに「自分には力がない」と思われるような世界を見せてくる・・・

本来何があっても、自己否定だけはしない方がいいんです。

正直に言えば、恋愛での駆け引きなどは愚の骨頂なんです。

相手を騙そうとする行為は自分を騙そうとする行為に等しいものであり・・・

本来引き寄せの法則に従えば、自分が惹かれる相手は、その相手も自分に惹かれているはずなんです。

最初のときめきだけを信じてそのまま進んでいけばいい・・・

駆け引きが恋のワクワク感を高めるケースもあるので、それを否定するわけではありませんが・・・

それでも度を超えた駆け引きは相手を翻弄し、間違いなくカルマとなります。

「世界は自分の内面の反映であり、求めるものは必ず手に入る」という前提を考えるならば、素直に自分の気持ちに従った行動をするべきなんです。

周りの世界を、他の人を必要以上に怖がらないこと・・・

怖がれば、さらに怖い世界になるのは自明の理です。

世界があなたの内面の反映なのですから・・・

かと言って、今すぐ目の前の世界の全てを受け入れることはできないでしょう・・・

でも、少しずつでいいので、「怖がらなくてもいいんだ」と受け入れてください。

それができないなら、せめて「自分は幸せになってもいいんだ」と思い始めることです。

本来、あなたが怖がる理由など何一つない・・・それを忘れないでください。