夢とは・・・? 〜本当は目の前の現実よりも「現実的な」世界〜

夢とは・・・? 〜本当は目の前の現実よりも「現実的な」世界〜

「そんなの夢だよ」ってバカにする人がバカ笑

 

夢をバカにはできない・・・

夢ってなんでもアリですよね。

僕たちが経験している日常生活と比べると、かなり現実離れしています。

いや、違うんです。

本当は起きている時に目の前に見ている世界の方が現実離れしているんです。

本来、人間の意思と連動している素粒子がこの世界を創っているという仕組みを考えると・・・

僕たちの思考はいかなる時も瞬時に自分の目の前の世界に反映されるはずなんです。

ところが・・・僕たちがいる三次元の世界は特殊な世界で・・・

自分たちの周辺だけを「固定観念」でガチガチに固め、無理やり安定させている状態なんです。

そのおかげで僕たちは比較的安定した環境の中で、安心して生活ができるんです。

昨日は涙に暮れていた・・・

でも、今日、朝起きて外に出ると、昨日と変わらず歩いている人がいる・・・

たとえ僕たちが凹んでしまっても、それを世界が瞬時に反映して暗黒の大嵐になることはないんですね。

ところが・・・夢はなんでもアリ。

時には怖い夢もありますよね・・・

でも、それもあなたの思考を反映した本来の世界なんです。

僕たちは本来、自分の思考で自分が望む世界を創ることができる自由な存在です。

究極なまでに自由な存在です。

でも、僕たちが今の状態でその自由を手に入れると、その悪夢のような世界をすぐに実現してしまう可能性もある・・・

そうなると・・・その世界からなかなか抜け出せなくなります。

この安定した三次元の世界でさえ、何かショックなことがあるとトラウマになるのに・・・

そのような瞬時に実現する世界に身を置くと、自分が反映したものにショックを受けて、それをまた反映してしまうという自家中毒のループを抜け出せなくなります。

僕たちは寝ている間に、この物質界を離れ、元の「ひとつ」の状態へと帰ります。

そして、目覚めが近くに従い、この三次元の世界に段階的に戻ってくる・・・

その通り道が「夢」・・・

自分の周りを固定観念でガチガチに固める前に、自分の本当の姿を見ることができる貴重な時なんです。

そんな夢の世界を大胆に表現したのがこの映画・・・

レオナルド・ディカプリオ主演のはちゃめちゃに面白い映画です。

“Inception”とは「植え付け」という意味・・・

人の潜在意識に入り込み、情報を抜き取るという手法を得意としている産業スパイであるコブ・・・

とある理由から犯罪者となって追われる身となったコブは、実業家の日本人であるサイトー(渡辺謙)に「自由な形で家族と会わせてやる」という条件である仕事を持ちかけられます。

その仕事とは・・・サイトーの競争相手であるモーリス・フィッシャーが経営する会社を潰すこと・・・

しかもその手法は、モーリス・フィッシャーの息子であるロバートに「父親の会社を解体する」という観念を植え付け、息子であるロバートに自主的に会社をたたませるというものでした。

この映画がすごいのは、コブたちがロバートの夢の中に入り込んで見る、その夢の世界の描写です。

とんでもない発想とリアリティー・・・

街が二つに折り畳まれる・・・

街中の道路の上を突如、機関車が走る・・・

しかもこの機関車、実際の撮影では本当に道路の上を走らせてますwww

日常の光景が・・・突然あり得ない大変化をする。

まさになんでもありの夢の世界で、僕はこの夢の光景を見るだけで楽しめます笑

ストーリー的にはちょっと難しいところもあるのですが、圧倒的な映像スケールに負けず劣らず、その展開も楽しめます。

最後はいい形で終わるのも、心地よいかも知れませんね。

見ていない人は、ぜひご覧ください!